断崖での決闘は、まともに動けず視界も悪く、どちらの武器も自由に扱えないガッツにとって不利に進行する。理想的な場所を選んだだけでなく、セルピコが攻撃の予測もリズムを掴むことも許さない本物の剣の達人であることにガッツは驚愕する。彼にできるのは、突き出されるレイピアを義手で受け流すことだけだった。ガッツの目的がキャスカのもとへ向かうことだと見抜いたセルピコは、騎士団がイシドロやニーナとともに彼女を既に捕らえたと告げる。その嘘はガッツを揺さぶるためのものであり、セルピコは猛烈な連続攻撃で畳みかけるが、ガッツの思いがけない反撃によって足元をすくわれることになる。
洞窟の入口では、ファルネーゼが「黒い剣士」をすり抜けさせた兵士たちを叱責し、次々と洞窟内へ突入するよう命じる。小石がヨアヒムの頭に当たり、連なる小石が彼の視線を薄暗い岩の亀裂へと導く。石を投げていたのは例の謎の存在であり、石を使ってヨアヒムを、彼女が降りてきた道のすぐ下で待つニーナのもとへと一直線に誘導していた。
ニーナはヨアヒムの無事を喜ぶが、彼女の姿を見た彼は恐怖に駆られ、邪教徒を発見したと報告するために騎士たちの元へ逃げ帰る。イシドロは捕まって焼かれる前に逃げるよう彼女に促す。少年はキャスカを安全な地面へ下ろそうとするが、途中で彼女はロープから抜け出し、突起した岩を掴んで無事に着地するという昔の直感をみせ、幼子のような呆然とした状態で歩き去っていく。上から見ていたイシドロは彼女が騎士たちのほうへ歩いていくのに気づき、ロープを自分の腰に縛り付けて後を追おうとするが、途中で絡まって宙吊りになってしまう。その偶然のおかげでイシドロの存在に気づかない騎士たちは、ニーナとキャスカを連行してファルネーゼのもとへ引き渡す。
断崖に戻ると、ガッツが素手で細身のレイピアの刃を力任せに掴んで攻撃を止めたことにセルピコは唖然とする。剣を奪い取られる危険に晒されながらも、ガッツは握力を強め、義手の鉄拳で刃を粉砕してセルピコを無力化する。
ガッツはボウガンを巻き上げて発射するが、セルピコは崖から滑り落ち、片手でぶら下がってガッツの背後に躍り出る。彼はガッツの爆薬を奪って点火して投げつけ、ガッツは背中のドラゴンころしで身を守らざるを得なくなる。ガッツが振り向いた時には、セルピコは洞窟の奥の入口へ姿を消し、道をあけていた。崖下にたどり着いたガッツはイシドロを見つけるが、目をそらす少年の様子からキャスカを再び見失ったことを知る。激怒で顔を歪めたガッツは少年の剣帯を掴み上げるが、無傷で解放し、捜索を再開するために歩み去る。やがてキャスカを発見するものの、向かいの崖から騎士たちに連行されて断罪の塔へ向かう彼女を見送ることしかできず、彼女はガッツと背後の台地に立つ謎の存在を振り返り見つめていた。
ガッツはセルピコのレイピアの刀身を素手で直接掴み、それを鋼鉄の義手で粉々に打ち砕くことで、セルピコから武器を奪い優位に立つ。
イシドロがロープでニーナ、続いてキャスカを崖下へ降ろした後、キャスカはロープからすり抜けて子供のように茫然と歩き去ってしまう。後を追おうとしたイシドロがロープに絡まっている間に、ファルネーゼの騎士たちがキャスカとニーナの両方を捕らえ、ファルネーゼのもとへ連行する。
断崖の棚場での決闘中、セルピコはガッツを動揺させて戦況を有利に進めるため、騎士たちがすでにキャスカ、イシドロ、ニーナを捕らえたと虚偽の主張をする。
対岸の崖からガッツが無力にも見守る中、捕らえられたキャスカは裁判のためファルネーゼの騎士団によって「断罪の塔」へと連行される。その際、彼女はガッツと謎の卵型の存在を見つめ返す。
ガッツは怒りで表情を歪ませ、剣帯でイシドロを吊り上げるが、怪我をさせることなく少年を降ろし、キャスカの捜索を再開するために動き出す。
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