モズグスと生き残った二人の弟子は怨霊の群れを引きつけるか打ち砕こうと向きを変え、難民たちがキャスカの処刑のために柱を立てる。同様の保護本能を抱くアザンもまた、聖鉄鎖騎士団を率いて憑依された者たちとの戦いへと参戦する。
先に塔の瓦礫の中に吹き飛ばされていたイシドロは、負傷というよりはいら立ちながらも難を逃れ、アルビオンの外壁の縁にぶら下がっていた。彼の下で騒音が膨れ上がり、見下ろすと意識を取り戻したキャスカが群衆を押しのけられながら処刑台へ向かわされているのが見える。塔の頂上という高所からガッツも同じ暴虐を目にするが、彼女のもとへ素早く下りるルートがない。
彼のすぐ前方で、人ほどの大きさの形のない怨霊の塊が瓦礫から湧き上がる。完全に形を成しているものの、「ドラゴンころし」を構えるガッツに対して攻撃してくる様子はない。背後でさらに湧き上がる音に彼が振り返ると、それらは異なる挙動を見せ、四つの異なる体に融合して見覚えのある姿へと変化していく。4人の御使いのイメージが彼の記憶に浮かび上がり、彼はそれがゴッドハンドのボイド、コンラッド、ユービック、スランであると識別する。怒りに任せて剣をボイドの頭蓋骨へ叩き下ろすガッツだったが、その姿は集まった怨霊に過ぎず、傷つくことなく単に元通りに修復されるだけだった。
アルビオン以前の日に髑髏の騎士から受けた警告が蘇り、ガッツはこれらの幻影が本物ではないことを理解する。それらは現世に実体化することのできない空虚な殻であり、その列にフェムトの姿はない。その確信が固まり群衆の悲鳴が高まる中、彼は最優先事項を一つに定める。すなわちキャスカである。彼女がそびえ立つ柱に縛り付けられる中、彼は周囲の形の定まらない怨霊を押し分けて前進するのだった。
難民たちがキャスカの処刑の準備を進める中、モズグスとその弟子たち、そしてアザンの騎士たちが怨霊の群れと交戦する。ガッツはボイド、コンラッド、ユービック、スランの空虚な幻影と対峙し、ボイドへの一撃から彼らを傷つけることができないと知り、ゴッドハンドが実体を持つことはできないという髑髏の騎士の警告を思い出す。フェムトの不在に気づいた彼は幻影を捨て、キャスカを救出するために突撃する。
難民たちがキャスカを火あぶりにしようと準備を進める中、ガッツは崩壊した断罪の塔の頂上で悪霊の群れと戦う。そして彼は、自分の周囲で起きているどんな出来事よりも、キャスカのもとへ辿り着くことこそが重要であると悟る。
瓦礫から立ち上る霊体が集まり、ボイド、コンラッド、ユービック、スランという4人のゴッドハンドの姿を成す。ガッツは、彼らの中にフェムトが含まれていないことに気づく。
ガッツは激怒してボイドの頭蓋を「ドラゴンころし」で切りつけるが、その姿は集まった霊体の塊に過ぎないため、無傷のまま再び修復される。これにより、ガッツはこれらの幻影が本物のゴッドハンドではないことを確信する。
ガッツは、アルビオンへ向かう前に髑髏の騎士から告げられた「ゴッドハンドは実体を持つことができない」という警告を思い出す。その記憶により、目の前に現れた幻影が本物の存在ではなく、実体のない無害な残像に過ぎないことを理解する。
事前に塔の瓦礫へと吹き飛ばされていたイシドロは、負傷というよりも苛立ちを募らせながら脱出し、アルビオンの外壁の縁にしがみつく。彼はそこから、意識を取り戻したキャスカが群衆を押しのけられながら処刑台へと押し込められていく様を目撃する。
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