狂戦士の甲冑の炎たぎる精神世界へとダイブしたシールケは、「闇の獣」へと引き込まれかけるガッツの意識へと手を伸ばす。一方、現世のガッツの肉体は、外でグルンベルド率いる新成の魔物たちを次々と屠っていく。
セルピコとイシドロが結界のロープの内側でシールケの動かぬ肉体を守るよう頼まれる中、シールケはガッツの精神へと介入し、彼の理性を取り戻そうと試みる。一方、ガッツは再びグルンベルドとの激突に向かっていく。フローラを討ち取れず退屈していた新成の魔物の一群は、指揮官に戦いへの参加を乞い、ガッツは突進して変身のさなかに彼らの首をあらかた跳ね飛ばす。
生き残りの一体が背後から飛びかかるが、ガッツは身をかわして側腹部を切り裂き、背骨に飛び乗って頭蓋骨に刃を突き立てる。カマキリのような姿をした二体目の敵がガッツの肋骨を数本砕く一撃を加えるが、兜の狼の顎がその四肢を噛み砕いて固定し、その隙に顔面に剣を突き立てられる。骨折を繋ぎ止めるために甲冑が新たな針を肉体に突き刺す中、セルピコとイシドロは恐怖で見守る。かつての感嘆は消え去り、生存を顧みないスピードと殺戮に満ちた野獣のような戦いぶりに不安を募らせる。
シールケの光る霊体は、炎で満ちた空洞である甲冑の渦巻くオドの中へと潜り込む。その奥深くで巨体を持つ「闇の獣」と対峙した彼女は、ガッツがその中にいると確信して身を投じる。かつての鷹の団、最も逞しかった頃のキャスカ、堕ちる前のグリフィスといった彼の記憶を宿す小さな光の破片を通り抜けていく。さらに奥の闇に包まれた場所で、彼女は「蝕」の壮大な記憶に行き当たり、恐怖に駆られながら引き込まれそうになり、フローラの名を叫ぶ。その時、フローラが甲冑に刻んだ護符の紋様が目に入る。その紋様は嵐の中で静かな避難所を形成していた。それに近づいたシールケは、稲妻のように裂けた左目だけがはっきりとわかる、人型をした一筋の炎のゆらめきを見つける。
シールケは霊体を狂戦士の甲冑に投射し、ガッツの正気を取り戻そうと試みる。ガッツはグルンベルド率いる新成の魔物の群れを屠るが、肋骨を折られ、甲冑からさらに針を突き刺される。セルピコとイシドロは、彼の戦い方が野獣のように変貌していくことに強い不安を覚える。甲冑の中の炎の空洞で、シールケはガッツの記憶を辿り、「蝕」の幻影と対峙し、フローラの護符を見つけ、ついに残留するガッツの自我である炎のゆらめきに到達する。
シールケは自分の精神を狂戦士の甲冑の燃え盛る内界へと投影し、ガッツの理性が「闇の獣」に飲み込まれて消失してしまう前に、それを救い出そうとしています。
シールケの精神が甲冑の内部にいる間、ガッツの肉体は独りでに戦い続け、折れた肋骨を甲冑の内部の針で強制的に接合されながら、グルンベルド率いる新しき使徒の群れを次々と屠っていく。
甲冑の渦巻く炎の虚無の内部で、シールケはかつての『鷹の団』や没落前のグリフィスといったガッツの記憶の面影を通り抜け、『蝕』の記憶へと引き込まれた末に、フローラの護符の近くでガッツの生き残った自我を宿す一筋の火の玉を見つけ出す。
セルピコとイシドロは、シールケの精神がガッツを探すために狂戦士の甲冑の中へと入っていく間、ロープの円の中に横たわる彼女の動かない肉体を護衛するよう頼まれる。
シールケがガッツの精神内を渡る際、彼の記憶から引き出された回想の一瞬として、キャスカ、グリフィス、リッケルト、ピピン、コルカスが登場する。
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