虎のピシャチャが舞踏会に乱入し、宴会場を殺戮の場へと変える。パニックに陥った貴族たちが逃げ惑う中、ファルネーゼは燭台を手にして獣に立ち向かい、圧倒されそうになった瞬間、ガッツたちが到着すると同時にセルピコのシルフの疾走が彼女を救い出す。
客たちはマニフィコから一番近い窓へと向き直る。そこには濃い霧が立ち込め、巨大な影が浮き上がっている。直後にガラスが内側に破裂して数人の参加者が負傷し、吹き込む風がすべての松明を消して大広間を闇に落とす。オーエンはまだ燃えている松明を拾い上げ、胸の悪くなるような音が部屋に響き渡り最も近くにいた2人の女性に血が飛び散ると、彼の明かりが恐怖を映し出す。虎のピシャチャが窓を突き破り、2人の貴族を食い散らかしていた。
生き残った客たちは獣が周囲の者を殺し始めると逃げ惑い、ファルネーゼはそれが憑依されていることにすぐに気づく。逃げる群衆を遮るために獣が出口へと跳躍し暴虐を再開すると、ロデリックは剣を抜いて立ち向かい、ファルネーゼは混乱する人波を押し分けて銀の燭台を掴む。
群衆が驚く中、ファルネーゼは戻ってきて燭台を虎に振り下ろすが、締め付けのきついドレスのせいで動きが鈍く、獣は彼女の握りから武器を弾き飛ばす。ロデリックが間一髪で辿り着こうと苦闘する中、獣は彼女へと迫る。
虎が襲いかかる瞬間、突然の突風が吹き荒れ、ファルネーゼはシルフの服の疾風のような速さによって間一髪で救い出され、セルピコの腕の中で無事であることに気づく。ガッツと一行の残りのメンバーも彼らの傍らに到着する。
『ベルセルク』の「魔虎」のエピソードにおいて、ヴァンジミオン家の舞踏会に乱入するトラはピシャーチャと呼ばれる魔獣であり、窓を突き破って現れ、出席客を喰らい始める。
「魔虎」では、虎のピシャチャがヴァンディミオン家の舞踏会に突入して参加者を襲い始める。ファルネーゼが窮地に陥ると、セルピコがシルフの羽織の力を活かした速度で彼女を安全な場所へ退避させ、ちょうどそこにガッツたち一行が駆けつける。
本話においてファルネーゼは銀の燭台を掴んで虎に振り下ろすが、窮屈なドレスのせいで動きがぎこちなくなり、ロデリックが彼女のもとに駆けつける前に、獣に武器を叩き落とされてしまう。
ガッツたち一行と共に到着したセルピコが、シルフェの羽織による驚異的な加速で間一髪のところで虎の間合いから彼女を救い出すことによって救出される。
『魔虎』において、虎のピシャチャは大広間の窓ガラスを粉砕して会場を暗闇に突き落とし、その後のオーエンの松明の光によって、すでに2人の貴族を喰らい尽くしていたことが明かされる。
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