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泡沫の徒労

エピソード 287

衰える視力と役に立たない義手によって、キャスカが落海した際にガッツは代償を払い、自らも溺れかけながらの救出劇を経て、かつての生活を取り戻すことの難しさを思い知らされる。

発行日: 2007年7月13日
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あらすじ

ガッツがキャスカを見守る中、狂戦士の甲冑に頼りすぎた影響で彼の視界がかすみ始める。視力を失いつつあるのではないかという恐怖が彼を襲う。まばたきをすると視力は戻るものの恐怖は残り、幽体となって見守っていたファルネーゼとシールケは一瞬の動揺を見逃さない。ガニシュカの雷によって負った全身の火傷には潮風が毒だからと、ロデリックは彼に船室へ戻るよう促す。キャスカへ向けられたガッツの視線に気づいたロデリックは、彼女がガッツにとってどのような存在なのかを尋ねる。ふたりの魔女は答えを聞こうと身を乗り出すが、彼が口を開く直前、ファルネーゼの幽体が消え去り、突然肉体へと引き戻された彼女は混乱しながら目を覚ます。シールケも同様に目を覚まし、不穏な気配を感じ取ったふたりのもとへセルピコが駆け込む中、幼い魔女は杖を強く握りしめる。

キャスカは斜矢に沿って船首へと這い出していく。驚いたガッツが追うが、彼女はガッツを嫌悪しているため、彼が近づくことでさらに先へと追い詰められてしまう。彼女が進むと船が大きな波をかぶり、その揺れによって海へと投げ出される。ガッツは磁石でつくものしか掴めない義手で彼女を掴もうとするが叶わず、キャスカは水中に落ちる。ガッツは後を追って飛び込み、水中で彼女を見つけて引き上げる。ロデリックが手漕ぎボートで救出に来るまで、彼は自分を筏代わりに捕まる彼女を支え続ける。キャスカはボートに引き上げられるが、ガッツは大波に飲まれ、義手の重みで浮上できなくなる。彼は自ら沈んでいきながら、水とキャスカは常に災いをもたらすものだと感じ、意識を失う前に「鷹の団」で共に過ごした日々の記憶がよみがえる。

甲板の下で意識を取り戻したガッツは、シールケ、イヴァレーラ、パック、イシドロ、ロデリック、セルピコに囲まれており、ロデリックが飛び込んで自分を救ってくれたことを知る。彼は跳び起きてキャスカの安否を尋ね、ファルネーゼが彼女の体を洗っていて無事であるとシールケに告げられ、安堵して体を沈める。シールケは消えてしまった護符を描き直すため他の者たちに退室を求め、一同はマニフィコが酷い船酔いで苦しんでいる隣の部屋へと移動する。シールケが作業を進める中、ガッツは近くの椅子に置かれた義手を見つめ、それがキャスカを掴めなかったこと、それが冷たい金属に過ぎないことを忘れていたこと、そしてどれほど無理に取り戻そうとしても、失われたものは決して元には戻らないことを噛みしめる。

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主な出来事

狂戦士の甲冑の使いすぎによりガッツの視界がかすむ。ロデリックからキャスカとの関係を問われたガッツが答える直前、ファルネーゼの幽体は突如として肉体へと引き戻される。キャスカは船首斜矢に登り、波によって投げ出されるが、つかむことのできないガッツの義手は彼女を救うことができない。ガッツは飛び込んで彼女を追うが、ロデリックに救出されるまで溺れかける。甲板の下で回復したガッツは、義手でキャスカを救えなかったことや、失われたものを取り戻すことの不可能性について思いを巡らせる。

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備考

千年帝国の鷹篇の一部である全22ページのエピソードで、2007年7月13日発売の『ヤングアニマル』14号に掲載された。タイトルは、義手と取り戻せない過去を思い量るガッツの徒労についての瞑想を反映している。

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よくある質問

『ベルセルク』の「徒労のあぶく」では何が起こりますか?

「徒労のあぶく」では、キャスカが船から落ちた際、ガッツの衰えた視力と自由の利かない義手が仇となり、溺れかける彼女の決死の救出を余儀なくされ、かつての人生をいかに取り戻せないかという現実に叩きつけられる。

「泡沫の泡」でガッツの視界がかすみ始めるのはなぜか?

ガッツの視界が霞み始めるのは、彼が狂戦士の甲冑の力に頼りすぎていたためであり、この瞬間、彼は永遠に視力を失ってしまうのではないかという恐怖に包まれる。

「あぶく」で、キャスカはどのようにして海に落ちてしまうのか?

キャスカはガッツから逃れようと船のバウスプリット(船首斜柱)へ伝って移動するが、船が大波に突っ込んだ際の衝撃で投げ出され、海へと落ちてしまう。

なぜガッツの義手は落下するキャスカを救うことができないのですか?

ガッツの義手は磁気のある物しか掴むことができないため、落下するキャスカを掴むことができず、彼は代わりに水中に飛び込んで彼女の後を追ざるを得なくなる。

キャスカを救おうとして溺れかけたガッツを救出するのは誰か?

ロデリックがガッツを救出する。義手の重みにより自力で水面に浮上できなくなっていたガッツを、水中から引き揚げる。

出典・情報

泡沫の徒労についてもっと知りたいですか?Fandomの『ベルセルク』ウィキにコミュニティノート付きの専用ページがあります。

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本記事はダディ・ジム本部が『ベルセルク』のアニメ、漫画、および公式資料に基づいて独自に執筆したものです。『ベルセルク』の原作は三浦建太郎、出版は白泉社、アニメーション制作はオー・エル・エムです。『ベルセルク』および登場キャラクターの権利はすべて各権利者に帰属します。話数や章の出典は該当箇所に明記しています。

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