数年前、若きガッツは捕らえられた傭兵たちの列の中でトボトボと歩いている。両腕を木枷で固定され、騎馬の警備兵が遅れをとる者を鞭打っている。彼が転ぶと、後ろにいた男マルティノは、疲労か鞭で死にたくなければ立ち続けろと促す。マルティノは自分たちの生き残りを神の慈悲のおかげだと言うが、ガッツは墓場まで働かされるために生かされているだけだと反論する。ガッツが3度目に倒れ、怒った警備兵が近づくと、マルティノは自分の体で少年を庇い、ガッツの縛られた腕を自分の首に回して彼を引っ張っていく。
自分のことを尋ねられたガッツは、雇われの身として放浪の人生を送ってきたことを認め、マルティノは少年がいつか死ぬ価値のある仲間の団を見つけられるといいと打ち明け、ガッツを絶句させる。前方建設中の城を見つけ、囚人たちがその労働に使われるのだと推測したマルティノは、ガッツの木枷の鍵を解除し、自分の拘束には手が届かないと言って逃げるように告げる。感動したガッツは互いの名前を交わし、警備兵が追ってくる中、急斜面を駆け下りる前に恩返しを誓う。
その仕草は策謀だった。マルティノは自らの指の関節を外し、腕を自由にして向かいの崖を登る一方、ガッツは囮として機能する。ボウガンの矢が少年を打ち倒し、彼は気を失う前に上から敬礼するマルティノを目にする。彼はかつてガンビーノのもとでの戦いを夢に見る。ガンビーノは新兵を敵への囮として投げ与え、後になって忠誠心よりも利己心が勝ると教えた男だった。ガッツは干し草の上で鎖に繋がれて目を覚まし、あまりにも見え透いた企みに引っかかった自分を叱責しながらも、ネズミを捕まえて食べ、暖をとるために干し草に潜り込む。牢獄に咲く一輪の春の花を見つめていると、その茎の後ろから小さな少女が覗き込んでいるのに気づくのだった。
捕らえられたガッツは傭兵マルティノに庇われるが、少年を囮として利用した彼に裏切られ脱出される。夢は、忠誠心よりも生存が勝るというガンビーノの教えを思い出させる。ガッツは投獄されて目を覚まし、牢獄の花の後ろに隠れる小さな精霊を発見する。
マルティノは強制収容所への行軍中に幼いガッツを保護した同じ傭兵の囚人で、ガッツを完全に解放するかのように思い込ませて囮にし、脱走を果たした人物です。
マルティノは自身の縄はほどけないと主張してガッツだけを解放し、ガッツをおとりにして逃走させている間に、自らの指の関節を外して拘束を抜け出し、崖を登って脱出します。その結果、ガッツはクロスボウの矢を受けることになります。
ガッツは、かつて傭兵隊長ガンビーノのもとで戦った過去の戦闘の夢を見ます。ガンビーノはかつて新兵を囮として利用し、忠義よりも自己の利益が優先することをガッツに教え込みました。
ガッツは、牢内に咲く一輪の春の花の茎の陰から覗いている、後にチッチとして知られるごく小さな少女を見つけます。
全3話からなる妖精島編の回想シーンであり、幼いガッツが捕らわれ、傭兵マルティノに保護された後に裏切られて投獄され、そこで牢内に隠れていた小さな花の精霊に初めて気づく場面から始まる。
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