山を登る二人の魔女は、死体が散乱し針のように鋭い杉が生い茂る森を突き進む。シールケは、これほど凄惨な光景を記憶に焼き付けるほどの苦難は、容易に人の心を狂わせかねないと指摘する。さらに奥へ進むと、キャスカが作り出したより不快な怪物たちが襲いかかる。二人はゴーレムや「水の淑女」、「腐草の主」、「火焔の車輪」の力を借りて大群をすり抜け、山の麓へと辿り着く。
そこで二人は再び、今度は夢の中に現れた陰茎の形をした怪物たちに襲撃される。ファルネーゼは「蛇の棘」を取り出そうとするが、誤って自らの夢から持ち越したもう一つの記念品であるモズグスの姿をした呪具を取り出してしまう。発動した口のある構造物は敵に噛みつき、追撃者を噛み砕いて脱出路を切り開く。
登坂を続けるなか、二人の女性はキャスカの最後の断片に近づくにつれて夢がより攻撃的になっていることに気づく。シールケは、キャスカが元の姿に戻ることを望まず、退行した状態に固執して自ら彼らの努力に抵抗しているのではないかと疑う。過酷な登攀の末、二人はついに山頂に到達し、棘の殻の中に封印されたキャスカの砕かれた心の最後の破片と対面する。
「屍と針杉の森」は、キャスカの夢の中に存在する「日蝕を戴く山」のエリアの一つで、無数の死体が転がり、針のように鋭い木々が群生している。シールケとファルネーゼが山を登る過程で通り抜けなければならない場所である。
本話では、男根の形をした異形を含むキャスカの精神世界が生み出した怪物たちが二人を襲撃しますが、二人はゴーレム、水底の貴婦人、腐根の主、火炎の車輪を用いて撃退します。
ファルネーゼは「蛇草の鞭」を取ろうとして、代わりに自身の夢から持ち出されたモズグスの姿をした呪物を取り出し、その噛みつく口によって二人の逃げ道を切り開く。
『屍とイバラの杉林』において、シールケはキャスカの最後の欠片へと近づくほど夢がより敵意を増すことに気づき、キャスカが元の姿に戻るよりも退行した状態にしがみついているのではないかと推測する。
この話の終わりで、シールケとファルネーゼは山頂に到達し、茨の器の中に封印されたキャスカの砕けた心の最後の欠片を見つける。
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