
先発11人入りを喜ぶ潔をよそに、絵心は士道が外れた理由を説明し、あの暴力的なストライカーを冴がU-20日本代表へ引き抜いたことを明かす。開幕まで残り15日、絵心は自分のエゴイストたちを真のチームへと鍛え上げると誓う。
潔は青い監獄イレブンの正式メンバー入りを知り、喜びのあまり拳を突き上げる。その知らせは他の面々には重くのしかかり、ショックと苦々しさの入り混じった視線が集まる中、馬狼は怒りを込めて潔を睨みつける。雪宮は絵心に、プロジェクト順位2位で得点量産型のストライカーである士道がなぜ名簿にいないのかと問う。絵心はその質問を褒め、自らの理由を説明し始める。
士道は1試合平均2得点、凛に次ぐストライカーであり、そのゴールのすべてが自らの力によるものだ。しかしピッチの外での振る舞いは無視できない。三次選考を通して一度も凛と噛み合ったことがなく、選考終盤に見せた凛への凶暴さがU-20日本代表戦で再燃すればチームを沈めかねない。だからこそ絵心は二人を同時に起用することを拒んだのだ。それに加え、青い監獄内で士道を制御し、あるいは並び立てる者は誰一人おらず、彼の力を最大限引き出せる相棒も存在しない。
五十嵐は日本中どこを探しても士道に追いつける者はいないだろうと推測し、雪宮はそれでももったいないと言う。絵心も同意し、当初の計画を明かす。士道はジョーカーとして温存し、劣勢になったときに凛の代わりに投入して流れを変える一手にするつもりだった。その計画は、不乱蔦から電話が入り、糸師冴がU-20のフォワード陣に不満を抱いており、青い監獄側から一人ストライカーを引き抜けなければ試合を白紙にし青い監獄そのものを解体すると言っていると告げられたことで崩れ去る。冴が選んだのは士道だった。
発表の3時間前、士道は懲罰部屋で拘束具付きの台車に縛りつけられていた。裸電球一つと監視カメラだけがある殺風景な独房で、解放してくれと懇願していた。扉が開き、冴がアンリを伴って入ってくる。冴は士道に、青い監獄は自分にはあまりに小さすぎる場所だと告げ、士道のエゴを自分の側に引き入れたいから解放してやると告げる。
絵心は士道がU-20側として自分たちと対峙することになると認める。チームは結局のところ凛か士道のどちらかを中心に組み立てられる運命だったと認め、その二つのスタイルは正反対だと語る。凛は仲間たちと自らを結びつけ、士道は完全に一人で戦う。絵心は凛を選び、冴は士道を選んだ。どちらの選択が正しかったかは15日後に決着がつく。控えの枠はまだ12人分残っており、選ばれなかった者たちにもまだ道は残されている。絵心は敗北がこの建物にいる全員のキャリアを終わらせると警告し、すべてを懸けるよう告げる。凛はその言葉をぬるいとあざ笑い、自分にとってこれは世界一になるための一段に過ぎないのだと言う。蜂楽、烏、乙夜、雪宮、凪もそれぞれ自らの渇望を口にし、潔はこのメンバー入りがゴールではなくスタートラインなのだと悟る。絵心は彼らのエゴを称え、最終合宿の開始を告げる。
絵心は士道をベンチに置いた理由を説明し、青い監獄の誰とも噛み合わない彼の一匹狼のスタイルを解説する。冴は試合の条件として、自ら士道をU-20日本代表側に指名した。控えの12枠はまだ争われている。絵心は自分のエゴイストたちを一つのチームへ鍛え上げるため15日間の猶予を設け、先発メンバーたちは不利を跳ね返して勝利する決意を口にする。
第109話では、潔一生がスタメン11人入りを喜ぶ一方、絵心甚八は士道龍聖がメンバーから外れた理由を説明する。その後絵心は、糸師冴が士道をU-20日本代表に引き抜いたことを明かす。
第109話で絵心甚八が士道龍聖を外したのは、糸師凛との激しい衝突がチーム全体を沈めかねなかったことに加え、ブルーロック内に士道と渡り合い、その実力を最大限に引き出せる者がいなかったためである。
第109話で糸師冴は自ら処罰ルームから士道龍聖を解放し、U-20日本代表に勧誘する。冴は士道に対し、ブルーロックは彼には狭すぎる場所であり、自分の側に士道のエゴがほしいのだと告げる。
第109話で絵心甚八は、青い監獄イレブンが本物のチームへと仕上がるまでの準備期間として、U-20日本代表との対戦までの15日間を設定する。
第109話のタイトルは「戦闘集団」。第13巻の第6話にあたり、U-20編の幕開けとして日本で2020年11月25日に発表された。
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