
ブルーロックの同点弾に呆然としたスタジアムは、日本代表への偏った声援を失っていく。絵心はアンリに即興がいかにしてあの得点を生んだかを説き、凛と潔は互いを喰らい合う関係を受け入れる。前半終了が近づく中、凛は冴からボールを奪い、兄弟だけの決闘の火蓋を切る。
凪の見事な得点が試合を振り出しに戻し、実況陣は動揺する。ひとりは彼の名を聞いたことがないと認める。観客は興奮しながらも困惑し、実況陣はもはや誰が物語の主人公なのか分からないと認め、ブルーロックは本当に機能したのだろうかと口にする。
こぶしを突き上げたまま座り込んだ凪は、自分のポーズを気恥ずかしく思うが、潔と千切が祝福しながら折り重なって飛びつき、三人とも勝てると確信し、ブルーロックを世界へ連れて行けると信じる。我牙丸は満足げにうなずき、雪宮は決められなかったことをふてくされ、乙夜はヒーローの瞬間を逃したことを悔やみ、蜂楽はまだ始まりにすぎないと言い、烏は目立ちたがり屋だと凪をからかう。
観客席でアンリは、あれほど苦戦していた攻撃がなぜ急に噛み合ったのかと尋ね、絵心は浮かれるなと諫める。五分五分の決定機を作れば決め切ることが求められるのだと彼は言う。得点の起点は凛の即興にあると絵心は指摘し、これまでの選考は全選手のその感覚を鍛えるためのものだったと念を押す。アンリがそれを自分の説く化学反応になぞらえると、絵心はそれも即興の一形態だと答える。計画が実戦でそのまま通用することはめったになく、平凡な選手は動揺して失敗の原因を探すが、勝者はただ試練としか見ないのだと語る。試合の目的を問われたアンリが勝つことだと答えると、絵心も同意し、選手たちが早くあらゆる障害をただの試練と捉えるようになるほどよいと主張する。ブルーロックには自らの試練を見つけ、乗り越えるエゴイストが必要であり、凛は誰より速く追い求め、潔がそれに応えたことで、潔が凛の覚醒の鍵となったのだと語る。
ピッチでは潔があの得点をフォーメーションを崩した凛の功績だと称え、それによって凪、乙夜、雪宮が自由にシュートを打てたのだと語る。決められなかったのは惜しいがプレー自体は見事だったと凛に伝えるが、凛は自分が決めなければ何の意味もないと切り捨てる。凛は潔もまた得点を狙っていたことを認め、それでいいと言う。互いに互いを自分のために利用し合っているのであり、その歪んだ関係こそが二人にはふさわしいのだと語る。潔もまた、自分たちの予測不能さは互いの隔たりから生まれるのだと受け入れ、自分の目的にかなう限り仲良くする必要などないのだと納得する。
1対1のまま前半残り15分、冴がボールを運ぶと凛が立ちはだかり、30分も経つのに実の弟に挨拶ひとつしないのかと詰め寄る。凛はこの試合こそ自分だけのものであり、ついに冴を超える機会なのだと宣言する。動じない冴はドリブルで仕掛け、凛はそのすべてに対応しながら体をぶつけてボールを奪いにいく。狐里がパスを要求し、潔も手を貸そうとするが、凛は激しく彼らを追い払い、これは兄弟の戦いなのだと言い張る。
凪の得点によりスタジアムのU-20日本代表への偏りは崩れ去る。絵心は即興がいかに同点弾を生んだかを説明する。凛は潔との関係を互いを喰らい合うものだと表現する。試合が再開し、凛は冴と衝突し、この試合を兄を超える機会だと見なして、周囲に自分たちの決闘の邪魔をするなと警告する。
第118話では、絵心がアンリに、五分五分の決定機での凛の即興があの得点を生んだのだと語り、ブルーロックはまさにそうした瞬間を掴んでゴールに変えるための鍛錬をしてきたのだと説明する。
凛は潔との関係を、互いに互いを自分の目的のために利用し合う歪んだものだと言い、潔もまた自分たちの予測不能さはその隔たりから生まれるのだと同意する。
前半残り15分、凛が冴の前に立ちはだかり、この試合こそついに兄を超える機会なのだと宣言し、仲間たちにこの決闘の邪魔をするなと警告する。
第118話の大半を通じてスコアは1対1の同点のままで、その状況の中で凛が冴に対峙する。
第118話「歪」はU-20編・第14巻の6話目で、アニメ第32話として映像化された。
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