
千切は、クリス・プリンスが割り出した自分専用の黄金地帯、ゴールから19メートル、角度44度の地点へと迫り、それをバスタード・ミュンヘン戦の先制点へと変える。
左サイドを駆け上がる千切に対し、潔はこのウイングの利き足が右であることを知っており、シュートの前に内側へカットインしてくると読む。ところが千切はさらにゴールライン寄りへと切れ込んでいき、得点の可能性を狭めるはずのこの角度が潔の意表を突く。メンサーが前に出て速度を落とさせようとするが、のろまな警備員呼ばわりされて一蹴される。
場面は20日前のイングランド組へと巻き戻る。クリスは千切に、単なるスピードはゴールにはならず、得点の確率が跳ね上がる自分専用の黄金地帯を築いて初めて武器になるのだと語る。クリスはイタリアのストライカー、デル・ピエロを引き合いに出し、そのような地帯があったからこそ彼は量産的にゴールを重ねられたのだと述べ、千切は馬狼と斬鉄が同様の地帯を武器にしていたことを思い出す。千切の体格をもとに、クリスは彼の理想の発射地点をゴールから19メートル、左44度の角度に定める。
メンサーに追われながらも、千切はボックスへ向けて一気に加速し、潔が態勢を立て直す間もなく切り込んでいく。國神が「スピード狂め」と迫るが、千切は「もう遅い」と切り返す。18.75メートル、角度44度の地点に達すると、千切はきれいにファーサイドへ突き刺し、この試合の先制点を挙げる。
ネットを揺らした千切は他の青い監獄勢に向き直り、お前たちの進化は自分に追いついていないと告げる。
タイトルの「44」は千切のゴールデンゾーンを指し、クリス・プリンスがゴールから19メートル、左に44度の角度に位置すると割り出した得点スポットのことだ。
クリス・プリンスは、自分だけのゴールデンゾーンを突いて量産点を挙げたイタリア人ストライカー、デル・ピエロを例に挙げる。
千切は自分のゴールデンゾーンから正確にファーサイドへ流し込み、バスタード・ミュンヘン戦におけるマンシャイン・シティの先制点を奪う。
潔は千切が利き足である右足でカットインしてくると予想していたため意表を突かれるが、千切はそのままエンドライン側へ深く切れ込んでいく。
得点後、千切は他のブルーロック勢に向き直り、お前たちの進化は自分に置いていかれていると告げる。
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