
試合はなお2対2で膠着したまま。潔とカイザーは凛をシーソーのように揺さぶり、破壊の怪物を追い詰めて捨て身の賭けを強いる。一方、傷ついたネスは自らの覚醒へと近づきつつあり、混沌としたこぼれ球の攻防はボールの行方を運命に委ねることになる。
凛とカイザーの一騎打ちが続く。カイザーは、凛が自分と潔の絆を破壊しようとしている存在だと見抜き、ゴールへの唯一の道は自らの貪欲さを制御しきることだと悟る。氷織と烏の攻防を見ながら、カイザーはマークを外れて突っ走る潔にも気づく。カイザーは、自分と潔が共に凛の視界を歪めれば、凛はどちらか一人しか止められず、見逃された方に幸運が転がり込むはずだと考える。言葉を交わさずとも自分と潔が同じ結論にたどり着きつつあることを感じ取り、その事実に興奮を覚える。
ネスは三人から遅れながら、もう必要とされていないというカイザーの冷酷な宣告と、潔が自分のカイザーを奪ってしまったという言葉を反芻する。その言葉を噛み締めながら、ネスは自分もまた変わらなければならないのかと自問する。カイザーと共にサッカーを始めた頃のことと、そのときカイザーにかけられた魔法のような感覚を思い出し、あの頃のカイザーにも、あの頃の自分自身にも別れを告げなければならないと決意する。オーラを燃え上がらせながら、ネスは前へと突き進む。
烏を振り切れない氷織は、前方に潔、カイザー、凛が密集しているのを見て、タイミングがすべてを決めると悟る。凛は、潔とカイザーがシーソーのように機能し、自分が一方を抑えればもう一方が必ず自由になることを認識し、破壊できるのはどちらか一人だけだと受け入れ、賭けに出るしかないと覚悟する。氷織は烏を横に抜き去り、選択を迫られた末にカイザーへパスを狙う。凛は潔を破壊する対象に選ぶが、それはまさに氷織の判断の裏をかいたものだった。ボールがカイザーへ近づいたところで士道が割って入り、凛に見逃されるということはむしろ獲物にされるだけだと告げてヘディングでパスを弾き飛ばす。喜んだシャルルがこぼれ球を追うが、國神も自らヘディングで競り合い、そのはね返りは凛と潔の間へ運命任せに漂っていく。
潔とカイザーは凛の両サイドを同時に走り抜け、その視界を歪めて崩そうとする。凛はどちらか一方しか止められないと受け入れ、潔を選ぶ。その選択を先読みしていた氷織は、パスをカイザーへ向けて送る。士道がヘディングでそのパスを跳ね返す。続いて國神がシャルルにこぼれ球を渡さず、ボールの行方は運任せとなる。
ブルーロック292話のタイトルは「悪運」。新英雄大戦編、第33巻第7話にあたる。
292話で潔とカイザーは凛の両側を同時に駆け抜け、凛の視野を歪めてどちらか一方しか潰せない状況を作る。最終的に凛は賭けに出て潔を狙うことを選ぶ。
292話で氷織は凛が潔を狙うと読んでカイザーへパスを送るが、士道が割り込んでヘディングでボールを弾き、カイザーに届く前に阻止する。
292話でネスはプレーに遅れ、自分が不要な存在になったというカイザーの厳しい言葉を思い返す。彼は古い自分を手放す決意を固め、オーラを燃え上がらせながら自らの覚醒に向かって突き進む。
ブルーロック292話は日本で2025年2月12日に発売され、英語版は2025年2月11日に配信された。
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