『スティール・ボール・ラン』のラストボス(最終的な敵)である並行世界から来たディエゴ・ブランドーは、ファニー・ヴァレンタインが大統領の能力によって並行世界から連れてきた天才騎手であり、「聖人の遺体」を隠す任務を託される。基本世界のディエゴとは異なり「スケアリー・モンスターズ」ではなく、時間を止める本来のスタンド「THE WORLD」を操り、DIOを彷彿とさせる残忍さと狡猾さでジョニィ・ジョースターの前に立ちはだかる。
外見上、このディエゴは基本世界の彼とほぼ完全に一致している。小柄で引き締まった体格を持ち、明るい髪と濃い眉、そして鋭く整った目元が特徴的である。レース中の服装も競走騎手そのものであり、前面の小さなリボンから「D」「I」「O」の文字ピンが配されたヘルメットをかぶり、格子柄のタートルネック、肘まで届くグローブ、ゆったりとした乗馬ズボン、そして黒いロングブーツを身につけている。
このディエゴは、冷酷さにおいて基本世界の自分をも上回り、「聖人の遺体」がもたらす絶大な力と支配権のみを追求している。彼は観客を人間の盾として容赦なく利用し、その犠牲について自罪の念を抱くどころかジョニィ・ジョースターを嘲笑する。レース最終局面では、かつてのDIOのように止まった時間の中でナイフを投げつけたり、マッチで焼き殺そうとするなど、残虐かつ冷徹な手段でジョニィにとどめを刺そうとした。
また、強烈な捕食者的一面も持っている。重傷を負い大量出血している最中ですらルーシー・スティールを押し倒して首を絞め、「脚が治ったらたっぷり可愛がってやる」と言い放つなど、恐ろしい執念と残忍さを見せる。
第8ステージで基本世界のディエゴが大統領に反旗を翻して戦死した後、ヴァレンタイン大統領は自身のスタンド能力で並行世界から別のディエゴを引き寄せた。大統領は北米横断レースに出場していた並行世界のディエゴに計画の全貌を打ち明け、自身がジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリに敗れた場合に備えて「聖人の遺体」の保管を託した。遺体はこの基本世界にしか存在しないため、このディエゴは「スケアリー・モンスターズ」化することなく、かつてのDIOと同等の時間を止めるスタンド「THE WORLD」を保持していた。大統領は彼を基本世界へ連れ込み、自らジョニィとの決闘に挑むことで彼に時間を稼がせた。
ヴァレンタインを倒したジョニィは遺体が持ち去られたことに気づき、犯人であるディエゴを追跡する。「タスク」と「黄金の回転」についての情報を得ていたディエゴは、自分を歓呼するファンを盾にしつつ、止まった時間の中で拳銃と背後からの攻撃を同時に叩き込み、ジョニィを落馬させる。しかし、ジョニィが放っていた「タスクACT4」の無限の回転がディエゴの脚に侵入する。大統領の助言を思い出したディエゴは、自らの脚を切断してジョニィへ投げつけ、無限の回転をジョニィ自身に逆流させて行動不能にし、その場を去った。レースの覇者となったディエゴはトリニティ教会の地下シェルターへ遺体を封印しようとするが、そこにルーシー・スティールが現れ、死亡した基本世界のディエゴの首を突きつける。隣り合わせの宇宙の同じ物質が触れ合ったことで双方は崩壊・対消滅し、並行世界のディエゴも絶命した。
厳密には異なります。この並行世界のディエゴ・ブランドーは、『スティール・ボール・ラン』の騎手である基本世界のディエゴ・ブランドーの並行世界における同位体であり、ファニー・ヴァレンタインによって本編の世界へと引き寄せられました。彼はディオ・ブランドーの別バージョンではありませんが、同名のスタンド「THE WORLD」を操ります。
「聖人の遺体」は基本世界にしか存在しないため、この並行世界のディエゴは「スケアリー モンスターズ」を宿すことがなかった。代わりに、かつてDIOが宿していたものとほぼ同等の、時間を止める本来のスタンド「THE WORLD」を所持していた。
ウィキの記述によると、並行世界のディエゴの「THE WORLD」は同名のDIOのスタンドとほぼ双子のような存在であり、ともに時間を停止させることができる。それぞれのキャラクターがそれを手に入れるに至った経緯を除き、能力上の明確な違いは詳述されていない。
別世界のディエゴ・ブランドーは、ルーシー・スティールが基本世界のディエゴ・ブランドーの切断された頭部を突きつけたことで死亡する。別次元のふたつの頭部が接触した際、互いに消滅した。
基本世界のディエゴが反旗を翻した後、ファニー・ヴァレンタインが次元を超えて並行世界のディエゴ・ブランドーを引き寄せた。ヴァレンタインは彼を基本世界へと密かに連れ込み、「聖人の遺体」の護衛を託した。
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