
黒鞭が覚醒するも出久の身体に激しい負担をかけ、彼は走って心操を追うことを余儀なくされる。物間は牢へと連行される間にお茶子へ「コピー」の真の性能を説き、彼が仕掛けた罠が最悪のタイミングで発動する。
緑谷出久が心操人使を視界に収めると、「黒鞭」が周囲の建造物を捉える。その力は今や味方のように感じられ、オールマイトとの海岸での特訓が脳裏によみがえり、どんな目標も届かないものはないように思えた。触手を目にしたブラドキングが大声を上げ、オールマイトは先ほどの暴走との違いを感じ取り、「無重力」が集中を助けたのではないかと推測する。このわずか数分間で何かが変化しており、それが彼を不安にさせる。
心操は身をかわして離れ、先ほどの苦悶は演劇だったのかと苦々しく問いかけ、自分を救うことになった「洗脳」を悔やむ。直後、「黒鞭」が立ち消え、出久は激痛で身をかがめる。ワン・フォー・オールの素の出力が重なったことで、彼の身体が耐えられる許容量を超えてしまったのだ。心操がすでに逃走を図っているため、出久は息を整えて追撃に移る。洗脳の手札が消えた以上、距離を取ることが心操の策だった。心操は救出に失敗したことを物間寧人に心の中で謝り、ワイヤーで飛び去りながら、出久の遠距離攻撃はB組のどんなミスも隙に変えてしまうため、自分たちのチームは出久を優先ターゲットにすべきだと判断する。
拘束されて牢へと浮遊しながら、物間は「ポルターガイスト」で麗日お茶子に向かってパイプを投げつけるが、彼女はそれをかわす。5分が経過したとお茶子は指摘し、仲間からストックした“個性”の制限時間が切れかかっているはずだと述べる。物間はそれを10分に延ばすこともできたとうそぶいて彼女を煽り、一人で戦う勝算はあるのかと問いかける。彼女の沈黙は、A組全体が心操の“個性”にいかに警戒を強めているかを物語っていた。同時にいくつ保持できるのか尋ねられ、お茶子は彼のベルトの時計を数えて3本の指を立てるが、物間は抜け目なく4本目を提示してみせる。彼女が彼を牢へと押し込む中、物間はその仕組みを説明する。一度に発動できる“個性”は一つだけだが、すでに発生した効果は、自分の身体に直接作用するものでない限り、切り替えても残り続けるのだと。彼女が牢に鍵をかけた瞬間、物間は彼女が重大な罠を見落としたと確信して笑う。
お茶子は不安を抱えながら走って戻る。鱗飛竜は心操が捕獲のために味方の元へ誘導していることに気づき、宍田獣郎太はそのプレッシャーを評価する。心操が出久の急速な接近を振り向いて確認したその時、出久の顔面に衝撃が叩きつけられ、体勢を崩される。それは物間がワン・フォー・オールを奪おうと接触した瞬間に仕込んでおいた「ツインインパクト」が、牢の中から発動されたものだった。
自分の動きを読めるようになった庄田二連撃のパンチを峰田実が喰らい、柳レイ子は芦戸三奈に金属片を投げつける。出久は衝撃を振り払って走りを再開する。心操は彼を抑え込もうと捕縛布を投げるが、出久はそれを掴み取って驚く心操を引き寄せる。お茶子は手刀で柳を気絶させ、続いて小大唯を「もぎもぎ」の球が仕込まれた壁へと押し込む。庄田の落胆は芦戸のアッパーカットで打ち砕かれ、芦戸と峰田が形勢を逆転させる中、出久は心操の上に飛びかかって彼を押さえ込む。
オールマイトは、「黒鞭」の挙動が最初の暴走時とは異なることに気づく。
出久は、ワン・フォー・オールの出力が重なると自身の身体が“個性”に耐えきれないことを知る。
物間がコピーした「ツインインパクト」が出久をよろめかせ、心操にチャンスを生み出す。
お茶子が柳と小大を戦線離脱させ、出久が心操を押さえ込んで決着をつける。
第215話「最終局面!緑谷VS心操!」では、緑谷出久が一時的に「黒鞭」を制御するものの暴走し、徒歩で心操人使を追い詰めて最終的に捕まえて押さえつける様子が描かれる。
第215話において、「ワン・フォー・オール」の生出力が重なったことで「黒鞭」が不完全に暴走・消滅し、緑谷出久の体が一度に許容できる以上の負荷がかかったため、彼は激痛で体を折り曲げることになります。
麗日お茶子が物間寧人を監禁房に閉じ込める際、物間は「ワン・フォー・オール」をコピーしようとして彼女に触れた瞬間にコピーした「ツインインパクト」をひそかに仕込み、それが後に発動して緑谷出久の軌道を逸らします。
緑谷出久は投げつけられた心操人使自身の操縛布を掴んで体を引き寄せ、両者が衝突した後に最終的に心操の上に乗っかって彼を押さえつける。
第215話は全13ページ構成で、2019年2月4日に掲載され、「合同訓練編」の一部として単行本第23巻に収録されており、表紙には緑谷出久とオールマイトが描かれています。
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