避難センター内にいたオール・フォー・ワンの部下たちが片付けられると、拳藤一佳はシステムの土台が破壊工作を受けたと発表し、全員に地上へ避難するよう指示する。雄英の小型輸送ロボットが市民を必要な場所へ運ぶため待機していた。しかし外に出た群衆は、荼毘の蒼炎がもたらす熱気と惨状の中へと踏み入れることになる。炎から目を逸らし、できるだけ遠くへ離れるよう指示された群衆が移動する中、轟冷は冬美と夏雄から離れてロボットに乗り込み、自分を炎の中心へ運ぶよう命じる。機械は、人間の願いに応えるために自分は存在しているのだと答える。
轟炎司と荼毘のもとに到達した冷は、自身の“個性”「氷結」を熱に向け、自らを護りつつ息子を冷まそうと呼びかける。エンデヴァーは焼死する前に立ち去るよう叫ぶが、冷は二人にも同じ運命が待っているのだと指摘する。荼毘はかろうじて彼女を認識し、冷は彼に謝罪する。そして彼が冬美と夏雄の名を呼ぶと、冷は子供たちが自分たちの“個性”で熱を抑えながら追ってきていたことに気づく。
冷は子供たちに離れているよう命じる。冬美は、これ以上誰かを失うことには耐えられないと拒み、全員を巻き込まないでほしいと燈矢に嘆願する。夏雄は幼い頃の自分たちを思い出し、迷惑をかけるのをやめろと燈矢に怒鳴る。轟家が燈矢に氷を注ぎ続ける中、エンデヴァーはこれ以上誰も死なせないでくれと荼毘に哀願し、自分一人で十分なはずだと訴える。だが荼毘が返せたのは押し殺したような幾つかの笑い声だけであり、家族がようやく一緒に幸せになり、自分がずっと望んでいた形で自分を見つめてくれているその光景を思い描くのだった。
オール・フォー・ワンのスパイが土台を破壊すると、市民たちは避難ブロックから退避する。
冷、冬美、夏雄は荼毘の火の海に飛び込み、それぞれの“個性”で熱を抑えながら彼の体温を下げようとする。
冷は息子に謝罪し、冬美はこれ以上誰も失いたくないと語り、夏雄は兄に迷惑をかけるのをやめろと要求する。
本話は雑誌掲載時で11ページ、単行本収録時で12ページとなっている。2023年5月15日発売の「週刊少年ジャンプ」2023年24号に掲載され、終章「第二次決戦編」(Final War arc)の単行本第39巻に収録、第387話と第389話の間に位置する。玉城、冷、夏雄、冬美が表紙を飾り、アニメ第157話で映像化されている。
炎に呑まれながら親指を立てる雄英ロボットの姿は、『ターミネーター2』におけるターミネーターの最期へのオマージュである。単行本第39巻の収録にあたり、第389話から1ページと1コマが本話へと移動され、2つの話が連続して読めるように修正された。堀越の作者コメントでは、アーモンドとピーナッツを大量に食べて体調が良くなったことが報告されている。
第388話「燈矢」では、破壊された避難シェルターから市民が逃げ惑う中、轟冷が輸送ロボットに乗って息子である荼毘の灼熱の炎の中へ入っていく。続いて冬美と夏雄も飛び込み、全員で自らの“個性”を使って彼を冷やし、呼び戻そうとする姿が描かれている。
第388話において、拳藤一佳は、オール・フォー・ワンの部下が避難システムの土台を破壊したため、全員が地上へと押し出され、荼毘の「蒼炎」の熱気に直接晒されることになったと告げます。
第388話では、冷が振り切って搬送ロボットに乗り込み火の中に突入し、子供たちの冬美と夏雄も彼女に続きます。3人全員が自身の「個性」を使って熱を抑えながら荼毘に呼びかけ、やめるよう頼み込みます。
冷は荼毘に謝罪し、冬美はこれ以上の喪失には耐えられないと伝え、夏雄は兄に迷惑をかけるのをやめろと叫び、エンデヴァーはこれ以上誰も死んではいけないと懇願する。
第388話「燈矢」は2023年5月15日発売の「週刊少年ジャンプ」24号に掲載され、誌面掲載時は全11ページで、最終決戦編の単行本第39巻に収録されています。
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