この「疾風伝」のエピソードでは、ナルトと蘇った父親が再会し、父子が力を合わせてオビトに立ち向かう。彼らの猛攻は必死の反撃を強要し、十尾は無限月読を発動しようとする巨大な樹へと膨れ上がる。
成長した息子の戦いを見守りながら、ミナトは静かに誇りに満ち溢れ、彼らが共に立てば不可能はないと感じる。その温かさは亡き妻クシナの記憶を呼び起こし、ナルトのそばにもっと長くいたいという願いを掻き立てる。本物の男は言葉なしに互いを理解し合えると語るナルトの率直な自信が、ミナトを現実へと引き戻す。ナルトが尾獣モードで無謀に突撃した際、扉間は十尾の人柱力には仙術しか通じないことを忘れていると彼をたしなめ、笑うクラマは、ペイン戦で初めて見せたように、そのチャクラが仙人モードと融合して九尾チャクラモードになれることを宿主に思い出させなければならなかった。
ミナトの中に封印された半分のクラマにより、彼も尾獣モードに入ることができ、息子を強力にサポートする。扉間のマーキングを利用し、二人はオビトに親子螺旋丸を命中させるが、オビトはチャクラの腕と黒い物質でかろうじて身を守る。ナルトとミナトがその物質を破壊するために自然エネルギーを込めた尾獣玉を構えると、オビトは十尾を解放することを選択し、彼らの攻撃を防ぐと同時に計画を前進させる。獣の体は巨大な樹へと変貌し、六赤陽陣が解除されることで、その枝が忍連合軍全体に広がり彼らのチャクラを吸収し始める。牛鬼はこれをこの生物の最終形態だと名付ける。
神樹とは、うちはオビトがナルトと波風ミナトの合体攻撃を防ぐために十尾を解放した後、その体が姿を変えた巨大な樹のことである。枝は忍界連合軍全体に届いてチャクラを吸い取り、牛鬼はこれを十尾の最終形態だと語る。
その通りで、神樹はこの話における十尾そのものであり、うちはオビトが解放した後にその体が巨大な樹へと姿を変えたものである。この変化によって枝が戦場全体に広がり、忍界連合軍からチャクラを吸い取ることができるようになる。
「神樹」では、六紅陽の陣が解かれた後、新たに形作られた樹の枝が忍界連合軍全体に伸び、チャクラを吸い取っていく。樹の頂に咲く花はやがて開花に近づき、うちはオビトはそれが無限月読を解き放つことになると語る。
うちはオビトが十尾を解放するのは、ナルトと波風ミナトが力を合わせて放とうとする、自然エネルギーを込めた尾獣玉が自らのチャクラの腕と黒い物質を突き破ってしまうのを防ぐためである。十尾を解き放つことで、親子二人の猛攻を防ぎ続けるのではなく、すぐさま自らの計画を先に進めることができる。
「神樹」では、うちはマダラは千手柱間に対し、うちはの石碑から現実の空しさを学び、人はどこまでも憎しみを繰り返す定めにあると確信するようになったと明かす。この告白は、千手柱間が十尾が神樹へと姿を変える様子を見守る中で語られる。
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