第96話(『S』シーズンの第7話)。まことがデス・バスターズの標的となり、はるかが友情を装って彼女に接近したことで、セーラージュピターとセーラーウラヌスの激しい衝突へとつながっていく。
お腹を空かせたうさぎと共に下校中、まことは手料理を振る舞うと申し出、背が高く男っぽい自分を少しでも女の子らしく見せるために料理を始めたのだと打ち明ける。横断歩道で猛スピードのバイクに乗ったはるかに轢かれそうになり、まことはうさぎを庇って突き飛ばすが、はるかは痛めたまことの手首に自身のスカーフを巻きつけて手当をする。照れるまことの様子をうさぎはおかしく思う。二人から離れた場所で、はるかとみちるは「沈黙の鎌」を持つ者がもたらす破滅の予感を無言で共有し、まことがピュアな心を宿していることを察知する。
スカーフを返そうと決意したまことは、はるかの家へと向かう。陰から見守るカオリナイトが風を吹かせてスカーフを飛ばし、まことがそれを掴んだ瞬間、土萠教授が作成した黒い心がスカーフと融合してダイモーン「スカー」が誕生する。うさぎと亜美が変身し、セーラーマーキュリーが「シャイン・アクア・イルージョン」でスカーのリボンを凍らせて捕らわれたまことを救出する。カオリナイトはセーラー戦士相手に無駄なエネルギーを使わせまいと撤退を命じる。一部始終を見ていたセーラーウラヌスはセーラームーンの介入を忌み嫌い、まことを直接敵の元へ導くことを決意する。
翌日、はるかとみちるは車でまことを迎えに来て親しく接し、心配するうさぎの制止を振り切って連れ出す。スカーが再出現すると、二人は襲われたフリをして物陰に隠れ変身し、ダイモーンにまことのピュアな心を抽出させる。ウラヌスは「ワールド・シェイキング」でカオリナイトを追い払い、結晶が奪われるのを防ぐが、裏切られたまことは自分が囮に使われたことを悟る。セーラームーンたちが駆けつけると、ネプチューンは結晶が自分たちの探すタリスマンではないと確認し、ウラヌスは結晶をまことに戻す。意識を取り戻した怒れるまことはセーラージュピターに変身し、「スパークリング・ワイド・プレッシャー」でスカーを攻撃、セーラームーンが「ムーン・スパイラル・ハート・アタック」でダイモーンを撃破する。
立ち去ろうとする外部太陽系戦士二人に対し、ジュピターはピュアな心を奪う彼らのやり口をダイモーンと変わらないと激しく非難して立ちはだかる。二人の対立は殴り合いの喧嘩へと発展し、ジュピターはウラヌスの手首に一撃を叩き込むが、ウラヌスはそれを振り払ってネプチューンと共に立ち去る。ネプチューンはジュピターの強さを静かに認める。戦いの後、意識を失ったはるかを介抱するまことは、彼女の手首の傷に気づき、かつて自分にしてもらったようにスカーフを巻きつけ、幼馴染の姿を思い出す。後日、仲間たちはショップで、はるかの紫のスカーフに影響されてピンクのスカーフを選ぶまことの姿を目撃するのだった。
榎戸洋司脚本、宇田鋼之介演出の本話は、日本で1994年5月14日に初放送され、北米ではCWi吹き替え版で『Lita Borrows Trouble』として2000年6月20日に放送された。雷と風という互いに相反する属性を持ちながらも、格闘戦においてジュピターとウラヌスの実力が互角であることがトリビアとして知られている。Cloverway版吹き替えでは、ダイモーンの胸の星マークの描写のためにピュアな心が奪われるシーンがカットされた。またViz版吹き替えでは、他の戦士たちが同性への恋愛感情を心配するのではなく、交際相手がいる相手に惚れていることを理由に反対するよう通信機での台詞が改変された。
『冷酷なウラヌス?まことのピンチ』において、はるかが迫り来るバイクからまことを救い、傷ついた彼女の手首を自身のスカーフで手当てしたため、まことは顔を赤らめて命の恩人であるはるかに憧れを抱くようになる。
カオリナイトが、まことがはるかに返そうと持ち歩いていたマフラーを吹き飛ばし、トモエ教授の考案した黒い心がその生地と融合することでダイモーン・スカーが誕生します。
セーラーウラヌスはセーラームーンの介入を忌避し、あえてまことを敵の進路へと誘導してダイモンにピュアハートを抜き取らせる。これにより、それが自分とネプチューンが捜し求める純真な心であるかを確認しようとした。
ウラヌスが回収したピュアなハートの結晶を返却した後、激怒したセーラージュピターは、ハートの結晶の奪取をダイモーンと同等のように扱うウラヌスとネプチューンを問いただし、交戦に発展します。最終的にウラヌスとネプチューンがその場から逃走することで決着します。
このエピソードはCWi吹き替え版において『Lita Borrows Trouble』というタイトルで放送され、日本で1994年5月14日に初放送された後、2000年6月20日に北米で放送されました。
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