アニメ『進撃の巨人』クライマックスを描く1時間スペシャルの前編。レベリオが地鳴らしの足元で崩壊する中、エレンは「道」に仲間たちを呼び寄せて戦う以外に道はないと宣言する。ハンジはオディハで飛行艇の出発時間を稼ぐために命を落とし、生き残った調査兵団と戦士たちはスラトア要塞付近で「始祖の巨人」の上へと飛び降りる。
夢のようなプロローグでは、大樹の麓で目覚めた幼いエレンが、理由もわからず涙を流しており、髪の短いミカサから「いってらっしゃい」と声をかけられる。現代のマーレでは、難民の少年ラムジーが避難キャンプの暮らしを良くするために盗んだ硬貨を隠している直後、地響きが始まり大地が揺れ動く。回想により、エレンは初めてレベリオを訪れた時点でいつか自分がこの街を平らにならすことをすでに知っていたことが明かされる。暴行を受けていたラムジーを助けたエレンは、混乱する少年に向かって涙を流しながら謝罪し、海の向こうにあった世界に絶望したこと、すべてを消し去りたかったのだと打ち明ける。超大型巨人(壁の巨人)の大群が押し寄せ、ラムジーと従兄のハリルは、レベリオの大部分の住民とともに地鳴らしの犠牲となって命を落とす。
オディハへ向かう船上で、アニは硬質化の結晶越しに何年も話し相手になってくれたアルミンに感謝を伝え、何百万もの人々が死んでいく中で二人は言葉にできない感情に戸惑う。廃墟となった港で、一行は飛行艇の整備を急ぐ。イエレナは山頂の飛行基地であるスラトア要塞がエレンの目指す目的地であろうと推測する。アニは戦うことではなくキヨミや子供たちと共に船で去ることを選び、ミカサはエレンを殺すつもりはなく彼を取り戻したいのだとアニに語る。パラディ島から船にしがみつき致命傷を負っていたフロックが現れ、ミカサに止めを刺される直前に燃料タンクへ銃弾を撃ち込んで穴をあけ、一行に1時間という致命的な修復作業の遅れを生じさせる。
地鳴らしが迫る中、ハンジは殿を務めることを宣言し、アルミンを調査兵団の第15代団長に指名する。そしてリヴァイから、彼が誰に対しても送ったことのない唯一の「心臓を捧げよ」の敬礼を受ける。ハンジは高熱に包まれて命を落とす直前まで、単身で複数の壁の巨人を倒し続ける。上空で一行は「道」へと引き寄せられ、そこへ現れた子供の姿のエレンは妥協の余地はないと告げ、彼らに自分を殺して止める自由を与える。スラトア要塞の近くで、マーレの飛空艇艦隊は「始祖の巨人」の背中から現れた獣の巨人の姿をした巨人によって全滅し、調査兵と戦士たちは飛行艇からエレンの巨人の上へと飛び降りる。
レベリオは地鳴らしによって壊滅し、ラムジー、ハリル、そして収容所にいたグリシャの両親が命を落とす。フロック・フォルスターは飛行艇の出発を遅らせて死亡する。ハンジ・ゾエは調査兵団の指揮権をアルミンに託し、壁の巨人を食い止めながら命を落とし、死後の世界でエルヴィンや死んでいった調査兵たちと再会する。ファルコはジークの脊髄液によって自分の「アギトの巨人」が空を飛べるかもしれないと気づく。
エレンは仲間たちを「道」に集め、譲れない信念同士の衝突として来るべき戦いを位置づけ、一切の交渉を拒絶する。飛行艇の中で、リヴァイは地鳴らしを支える王の血のつながりを断つためジークを殺すことを誓い、アルミンは自らの「超大型巨人」を温存する。スラトア要塞では難民列車が到着するも飛空艇はすでに出撃しており、艦隊の爆撃は失敗に終わり、カリナ・ブラウンは自分がライナーをどう育ててきたかと向き合う。スペシャルは強襲部隊が「始祖の巨人」の背中にアンカーを突き立てるところで終わる。
MAPPAが制作を手掛けたこの1時間枠のテレビスペシャルは、アニメ完結編の前編にあたる。監督を林祐一郎、愛敬亮太、五十嵐季旺、脚本を瀬古浩司が担当した。原作コミックの『二千年前の君から』、『地鳴らし』、『自由の翼』、『罪人たち』、および『絶望の淵にて』のエピソードを映像化しており、日本では2023年3月4日、Toonamiでは『The Final Chapters Part 1』として2023年9月10日に放送された。主題歌(エンディングテーマ)は『UNDER THE TREE』。
日本の配信サービスでは後に、本スペシャルを第88話『地鳴らし』、第89話『自由の翼』、第90話『絶望の淵にて』の全3話に分割した各話版が配信された。作画エラーとして、駐屯兵団の将校であるイアン・ディートリヒの服装に調査兵団の紋章が描かれている箇所が存在する。
『完結編(前編)』は、MAPPAが制作したアニメ『進撃の巨人』シリーズ完結編の前半にあたる1時間のスペシャル番組である。地鳴らしによるレベリオの壊滅、ハンジの死、そしてスラタ要塞付近でのエレンの始祖の巨人に対する調査兵団の強襲を描いている。
『The Final Chapters』(完結編)のスペシャル1およびスペシャル2は、アニメ『進撃の巨人』の完結を構成する2つのテレビ特番である。スペシャル1ではレベリオの陥落とスラタ要塞への飛行が描かれ、それに直接続いてスペシャル2へと展開する。
『THE FINAL CHAPTERS Special 1』は、日本では2023年3月4日に放送された。その後、米国では2023年9月10日にToonamiで『The Final Chapters Part 1』として放送された。
ハンジ・ゾエがオディハからの飛行艇の脱出時間を稼ぐために「壁の巨人」を食い止めて戦死し、死の直前に調査兵団の団長職をアルミンへと引き継ぐ。また、フロック・フォルスターも飛行艇の出発を遅らせようとした末に死亡し、少年のラムジーを含むレベリオの住民の大部分が「地鳴らし」によって全滅する。
「道」の中で、子供の姿をしたエレンは仲間たちに妥協の余地はないと伝える。彼は自分を殺して止める自由を彼らに与え、これから始まる戦いを譲れない信念同士の衝突として位置づける。
完結編(前編)についてもっと知りたいですか?Fandomのドラゴンボールウィキにコミュニティノート付きの専用ページがあります。
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