数でも力でも上回る使徒たちに痛めつけられ傷つきながらも、ガッツは死闘を繰り広げ、使徒たちの頭上を飛び跳ねて優位を保とうとするが、ついにその戦術によって巨大な手首の端から放り出されてしまう。彼は空中で体制を整え、落下の勢いを殺すために腕の手首に義手のハーケン(鍵爪)を突き立てるが、使徒たちが後を追って這い下りてきたため、ハーケンを抜いて背中で滑り降りる。足が腕の突起に引っかかって体勢を崩し、二度目の衝撃によって完全に腕から放り出され、真っ逆さまに落下していく。
衝撃を和らげる液体の中に着地した彼は、それが血であることに気づく。周囲には「鷹の団」の仲間の死体が転がり、彼らの血がこの新たな赤い湖を形成していた。恐怖に満たされたガッツはジュドー、ピピン、コルカス、かつての切込隊の仲間たち、生きている者はいないかと叫ぶが返事はない。キャスカの名を叫ぶ声はかすれ、最悪の事態を恐れる。ついにガストンが答え、片腕を失いボロボロの体でフラフラと歩み寄ってくる。彼はかつての隊長に対し、なぜ全滅というこんな事態になってしまったのかと尋ね、ゾッドに初めて会った時から抱いていた不安を思い返し、振り返ってみればグリフィスは出来すぎた存在だったと明かす。ガストンはガッツの腕の中でぐったりとし、ガッツがしっかりしろと叫ぶと、ガストンの額が腫れ上がり、頭部が破裂して首から使徒が這い出てくる。ガッツはガストンの剣で突き刺そうとするが外れ、使徒は血の海へと逃げ去る。首のない死体の前に膝をついたガッツは、近くの顔の丘の上に立つ誰かを見つけ、駆け寄る。ピピンだ。ピピンは口を開かず動くこともなく、何かがおかしい。ガッツはピピンの背中が引き裂かれて中身がくり抜かれ、背後の暗闇から伸びる二本の触手によって遺体が立てかけられていることに気づかない。
ガッツは巨大な腕から突き落とされ、仲間の血によってできた湖に落下する。彼は傷ついたガストンを見つけ、ガストンはグリフィスに対する長年の疑問を口にするが、直後に頭部から使徒が飛び出して逃走する。ガッツは丘の上に立つピピンに近づくが、その体がくり抜かれ、背後から触手で支えられていることには気づかない。
ガッツは使徒たちとの戦いの最中に巨大な手の腕から叩き落とされ、はるか下方へ落下して液体の溜まり場に落ちる。その水たまりは、惨殺された鷹の団の仲間たちの血によって形成された血の海であることが判明する。
ガッツは片腕を失い重傷を負ったガストンを発見します。ガストンはガッツの腕の中で息を引き取る前に、グリフィスに対して長年抱いていた疑問を口にします。その直後、ガストンの頭部が破裂し、彼の首から使徒が姿を現して血の海へと逃げ去ります。
ガストンはガッツに対し、鷹の団が最初にゾッドと遭遇した時から不安を感じていたと明かし、振り返ってみればグリフィスはあまりにも完璧すぎて現実味がないように思えていたと認める。
ガッツは丘の頂上に立っているピピンを見つけて駆け寄りますが、ピピンの背中が引き裂かれて中身がくり抜かれており、背後の闇から伸びる触手によって遺体が直立させられていることに気づいていません。
第84話「鮮血」は、1996年7月26日発売の「ヤングアニマル」15号に全20ページで掲載された。
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