
凪が雪宮と心を通わせる姿を見て、玲王は自分の宝物を永遠に失ってしまったのではという恐怖に向き合う。退屈な御影家の跡取りとして背景に埋もれてしまう代わりに、玲王はその場で自分自身を作り変え、雪宮のジャイロショットを模倣し、「カメレオン」と名づけた模倣スタイルを解き放つ。
凪の先制点によりチームCが1対0とリードする中、玲王は雪宮にも凪にもレベルで及ばないという思いに苛まれている。ゴールを喜びハイタッチを交わす二人を見て、玲王はもう凪を満足させられないのではと絶望し、かつて自分の宝物だと言い切った凪が、今ではまるで見知らぬ他人のように感じられる。
再開後、凛は士道との言い合いを再燃させながらボールを奪う。玲王が詰め寄ると、凛は股抜きでかわし、高いボールを石狩へ送る。石狩は田中の上をジャンプで越えてそれを蟻生へつなぎ、蟻生もまた我牙丸の上へ跳び上がってボールを収め、凛がそれを叩き込んでチームAの同点弾を決める。
周囲の才能ある選手たちと自分を比べながら、玲王はなぜ自分がそもそもサッカーを始めたのかを改めて振り返る。御影家の跡取りとして退屈な人生に甘んじることを拒み、どうせ夢がしぼんでいくのなら、いっそピッチにいる誰もと同じようにこの狂気に身を投げ出してしまおうと決意する。
再開後、雪宮が五十嵐をあっさりとかわすが、凛がスライディングタックルでボールを奪う。玲王がこぼれ球に反応し、士道が迫る中で凪と連携して前進する。蟻生と石狩がゴール前で凪へのパスを予測して構える中、玲王は自らシュートを放って全員を驚かせ、雪宮のジャイロショットの模倣を再現する。器用貧乏ではなく万能の王だと自らに言い聞かせ、凪がそうしたように自分自身を変貌させることを誓い、この新たな模倣スタイルを「カメレオン」と名づける。ボールはネットを揺らし、チームCが2対1とリードする。
第106話では、試合中に凪誠士郎と雪宮剣優が絆を深めていく様子を見て御影玲王が苛立ちを募らせるが、それをきっかけに新たなプレースタイルを生み出す。御影は雪宮のジャイロシュートを模倣して得点し、その模倣能力を「カメレオン」と名付け、チームCを2対1とリードさせる。
第106話で御影玲王は、凪や雪宮についていけなくなったと感じたことをきっかけに「カメレオン」スタイルを生み出す。御影家の跡取りとして退屈な未来を受け入れるのではなく、その場で雪宮のジャイロシュートを模倣することを選び、その模倣スタイルに「カメレオン」という名をつける。
第106話で糸師凛は御影の股を抜き、石狩と蟻生十兵衛を経由するパス回しを起点にして、最後は自らボールをねじ込みチームAを1対1に追いつかせる。しかしその直後、御影のカメレオンによるゴールでチームCが再びリードを奪う。
第106話のタイトルは「カメレオン」で、御影玲王が雪宮のジャイロシュートを模倣して披露する新たな模倣プレースタイルにちなんで名付けられている。
第106話は日本で2020年10月28日に発表され、英語版は2022年5月17日に読者のもとへ届いた。第13巻収録の20ページの話であり、その内容はアニメ第28話に描かれている。
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