カミナはロシウを一目見ただけで「デコ助」というあだ名を付けた。ウリ型の頭の上にある大きすぎるおでこは、彼について最も言及される特徴である。第1部では、太い濃い眉毛の下、顔の右側に一筋の前髪を垂らし、黒髪をポニーテールにまとめており、アダイ村の質素な聖職者の服(青い長方形が二つ描かれた襟の立っている白いポンチョ、ゆったりとした青白いズボン、茶色のブーツ)を着用している。平坦で不機嫌そうな表情を浮かべていることが多い。
第2部では巡礼者の服を権力の象徴へと着替える。足首近くまで届く白いロングコート、白いズボンとブーツ、左側に濃いストライプが入ったオレンジ色の肩当て、そして胸元に二つのオレンジ色の星章を身につけている。ポニーテールは長くなり、広いおでこも大人の顔立ちに馴染むようになった。手にした権力を行使する際に見せるかすかなニヤリ顔を除けば、その表情は以前にも増して感情を読み取れなくなっている。
アダイ村の少年は信心深く、謙虚で、本質的に良心的であった。見知らぬ人にも親切に接し、肌の露出が多いヨーコに着るよう促し、村の御神体をカミナがただのガンメンだと一蹴した際には怒りを露わにして掴み合い寸前まで防衛した。村の司祭は彼にとって父親に最も近い存在であり、大グレン団の中ではギミーとダリーのお兄さん的存在となった。
しかし権力がその少年を無感情に変えていく。補佐官となった彼は冷酷で狡猾になり、政府が人口数を正確に把握できるよう市民の地下帰還を禁止し、100万人目の人間がアンチスパイラルの強襲を引き起こすと、市民の怒りを逸らすためにシモンを投獄して権力を掌握した。彼の犠牲の計算は、「カミナの死は結果として良かった」と言い放つほど非情になり、リーロンの予測によって地上の一年間生存不能が判明すると、人類の大半を完全に見捨てる決断を下す。彼はこれらすべてが人類存続のためになると心から信じていたが、その皮肉にもかつてロージェノムが立っていた場所と同じ場所に立つこととなった。危機が去った後、恥辱と罪悪感によって自害寸前まで追い詰められるが、シモンによってその罪悪感を決意へと変えられ、20年後もその約束を守りながら銀河系全域に平和を広げ続けている。
アダイ村の人口制限の掟がロシウの幼少期を形作った。村は50人しか養うことができず、彼の母親は人口制限を維持するために地上へ追放され命を落とした一人であった。カミナ、シモン、ヨーコが到着した時、彼は彼らを即座に疑い、自らの信仰が神の世界と呼ぶ場所から訪れた者たちだとは信じようとしなかった。村の御神体ガンメンを駆る村長との戦闘によって宗教が捏造されたものだと露呈すると、ロシウはギミーとダリーを連れて村を離れ、チームに加わった。カミナの死後、彼はグレンのコックピットを引き継ぎ、シモンの精神的崩壊によってコンビとしては苦戦を強いられながらも、シトマンドラのダイガンテンとの戦いでは集中ミサイル攻撃を掻い潜るなど、高い操縦能力を発揮した。テッペリンの玉座の間では、無理な合体解除の試みによってグレンがラガンから引き剥がされ、シモンとロージェノムが決着をつける間、彼は傍観者となるしかなかった。
7年後、彼は新政府のナンバー2として立ち、亡き王の記憶を掘り起こすためにロージェノムをバイオコンピュータとして再構築するプロジェクトを秘密裏に推し進めていた。ニアの放送が市民の暴動を引き起こすと、彼はシモンを身代わりにして投獄し、死刑執行書に署名した上で、キノンしか見ていない場所でその決断を一人悔やんだ。彼の避難計画は人口を地下と発掘されたアークグレンに分散させるものだったが、リーロンが地上も地下も月の衝突に耐えられないことを証明すると、ロシウは船に家畜を積み込み、残された人々を切り捨てた。敵の攻撃が予想より早く始まり、アークグレンは定員の半数で発進したが、待ち伏せしていたムガンの襲撃によって壊滅寸前となり、彼が罪人に仕立て上げたシモンが到着して船を救った。月が接近する中、彼はギミーとダリーにアークグレンラガンを後退させるよう命じ、それを最後の命令と呼んだ。最終的にニアが元の自分を取り戻したことで地球は救われたのだった。
その重圧は彼を打ち砕いた。危機から1週間後、彼は置手紙を残して故郷のアダイ村へと向かい、自ら命を絶とうとしたが、キノンがその手紙を発見し、グレンラガンが時空を越えて彼のもとへと駆けつけた。彼女の声が引き金にかかった彼の指を躊躇させ、かつてカミナがシモンに与えたのと同じ言葉とともに放たれたシモンの拳が、残りの迷いを吹き飛ばした。立ち直ったロシウは、艦隊がアンチスパイラルの母星へと出撃する間、キノンとギブレの助けを借りてカミナシティを統治し、シモンとニアの結婚式では司祭を務めた。エピローグでは、リーロンから「大統領」と呼ばれる総司令官となり、今なおシモンなら自分が成し遂げたことすべてを達成できたはずだと語り、友がどこへ旅立ったのかに思いを馳せているのだった。
ロシウ・アダイは完全に悪役となるわけではないが、新政府の総務執政官として冷酷かつ容赦のない人物へと変貌する。シモンを投獄し、人類の一部を救うために大部分を見捨てるという決断を下すが、これはかつてロージェノムが正当化した暴政と重なるものであった。
ニアによる人類全滅システムについての放送が市民のパニックを引き起こした後、ロシウはシモンと対立します。総理補佐官として、ロシウは事態を収拾するためにシモンをスケープゴートにして彼を投獄し、死刑判決に署名します。
ロシウ・アダイは、信心深い村の少年からカミナの死後にグレンの2代目パイロットへと成長し、後に新政府の最高補佐官となりますが、冷徹な政策の選択により自死の瀬戸際まで追い詰められます。シモンとキノンによって思いとどまった彼は、最終的に最高司令官に就任し、その後の平和な時代を統治します。
作中で恋愛関係が明確に示されることはありませんが、キノン・バチカはロシウ・アダイに対して非常に強い献身を見せています。彼女は彼が苦渋の決断に苦しむ姿を知る唯一の人物であり、彼女の声が彼の自決を止め、その後もカミナシティの執政において彼の最も身近な側近として支え続けます。
カミナは、ロシウ・アダイの目立つメロンのような額にちなんで彼に「デコスケ」というあだ名を付けており、この特徴はシリーズ全般を通じて彼の最も際立った要素であり続けている。
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