『スターダストクルセイダース』第7話。ジョースターご一行は気味が悪いほど無人の大型貨物船に足止めされるが、その船自体がスタンドであることが判明する。知飾豊かなオランウータンが一人また一人と船員たちを襲っていく中、承太郎がそれを追い詰め、一方でDIOは恐怖と自らを狙う刺客たちに思いを馳せる。
潜伏先にて、DIOはエンヤ婆に「生きる」とはどういうことかを問う。彼女は欲しいものを手に入れることだと答え、DIOはその考えを発展させて、あらゆる欲望は戦いであり、負けることは次の戦いへの恐怖を生み、その恐怖を克服することこそが真の生きる意味だと主張する。エンヤ婆から恐れるものがあるかと尋ねられると、DIOはジョースター一族そのものは恐れておらず、彼らを侮ることの危険性だけを警戒しているのだと明かす。エンヤ婆はすでに7人のスタンド使いが一行に迫っていると告げて彼を安心させる。
海上では、旅の一行と護衛のスピードワゴン財団の船員たちが巨大な貨物船に乗り込むが、すべての機械が稼働しているにもかかわらず船内は無人だった。アンは檻に入ったオランウータンを発見するが、手分けして調査を始める前にジョースターはそれを気に留めなかった。やがて、勝手に動いたと船員たちが言い張るクレーンのフックに船員の一人が刺され、花京院が「ハイエロファントグリーン」で船内を探るものの、他に生命反応は検出されない。
オランウータンは不気味な知能を見せ、アンを言葉巧みに誘導して檻から出させると、剥きたてのリンゴを差し出し、煙草に火をつけてピンナップ雑誌をめくり始める。海水でベたつくアンがシャワーを浴びに席を外すと、残りの船員をすでに殺害していた野獣が彼女を追いかける。承太郎が割り込んで南京錠で打ち据え、飛んできた扇風機に打たれた後、スタンドそのものは見えないものの、それがスタンド使いであることを確認する。獣は壁に溶け込んで逃走する。
甲板に他の仲間たちが沈み込み始めると、彼らは船そのものがスタンドであることを理解する。オランウータンはタロットカードに因んで名付けられた自らの能力「ストレングス(力)」を誇示し、己の知恵を誇って承太郎を挑発する。承太郎は隙をつき、「スタープラチナ」のスターフィンガーで上着のボタンをその頭蓋骨に撃ち込む。獣は降伏するが、承太郎は動物としての越えてはならない一線を越えたと断じ、ラッシュ叩き込みで引導を渡す。その後、貨物船は小さなボートへと縮小し、一行は乗り込んできた救命ボートで脱出する。
「ストレングス」は『スターダストクルセイダース』の第7話であり、ジョースター一行が無人に見える大型貨物船に乗り込むが、その船自体がスタンドであることが判明するエピソードである。スタンドを操るオランウータンが一行を襲うが、最終的に空条承太郎によって追い詰められ撃破される。
『ジョジョの奇妙な冒険』において、ストレングスのスタンドは貨物船に乗ったオランウータンによって操られており、貨物船そのものがスタンド能力の拡張であることが明かされている。
空条承太郎はスタープラチナのスターフィンガーで上着のボタンをストレングスの頭蓋骨に撃ち込み、降参しようとしたストレングスに対して「動物のルールを破った」と判定した上で、連続攻撃を叩き込んでトドメを刺す。
『ジョジョの奇妙な冒険』におけるスタンド「ストレングス」は、タロットカードの「力(Strength)」に由来しており、これは『スターダストクルセイダース』におけるスタンド名がタロットカードから取られる慣例に従っている。
ストレングスが倒された後、DIOのもとには「両手が右手の男」として知られるエンヤ婆の息子を含む6人のスタンド使いが残っているとの報告が入る。一方、ジョースター一行はシンガポールに到着しホテルに滞在するが、隣のスイートルームには不気味な人形が待ち受けていた。
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