真人の魂が「共鳴り」によって傷ついたことで、悠仁は自信を取り戻して呪霊を殴りつけ、一方野薔薇は路地で分身を追い詰める。両方の戦いで劣勢に立たされていることを認識した真人は、二人の自分が相手を入れ替える時だと判断し、野薔薇に直撃する一撃の準備を整える。
野薔薇の術式を読み取り、悠仁は呪力を込めた連続パンチを放つ。一方、「共鳴り」の残る効果によって真人はうまく動けずにいる。彼が呪霊を柱に叩きつけると、悠仁は自分が一人ではないことを思い出させてくれた野薔薇に感謝する。彼は誰も救えず、皆の努力を無駄にしたと思い込んでいたのだ。路地では、分身の額から釘が抜け落ち、彼は戦いを続けるよりも地下鉄の入り口へと逃げ込む。野薔薇は彼を無視することもできたが、嫌な予感に駆られて後を追い、下のプラットフォームに向かう途中で祓うつもりだった。悠仁が真人の本体にトドメを刺す前に、呪霊はいくつもの小さな球状の体に分裂して散乱し、そのうちの一つをフェイントとして燃え上がらせて悠仁に間違ったものを破壊させ、その後再構築して逃走する。
真人の二つの体は同じ通路に入り、両側から生徒が一人ずつ追いかける。悠仁は真人が回復しようとしているのだと考えるが、野薔薇を見つけ、彼女に逃げるように叫ぶ。真人の本体は死角を利用して入れ替わりを隠しており、分身との戦いが彼の「手」に対する彼女の警戒心を解いていた。彼は野薔薇の顔に直接触れ、それは致命傷になりかねないものだった。悠仁は一撃で分身を殺し、彼女の元へと急ぐ。一方で真人は、最初の出会いで七海を仕留めるには一度触れるだけでは不十分だったことを思い出しながら、一度の接触で十分かどうかを見届けるために待機する。顔を押さえながら、野薔薇は2009年の元気な6歳児としてスマブラで遊んでいた自身の記憶に引き込まれていく。当時の彼女は、地元の人間は皆おかしく、自分だけが正常だと確信していた。
第124話「渋谷事変 第42部」では、共鳴によって呪いの魂に傷を負わせた虎杖が真人を追い詰めるが、真人は二つの自我を入れ替えて本体で釘崎野薔薇の顔へ直接、致命的とも思われる一撃を加える。
真人は双子の自我の切り替えを死角として偽り、ダブルとの戦いで警戒が緩んだ釘崎の顔へ本体の一撃を叩き込み、それが決定打となることを狙う。
共鳴によって真人の魂が傷つけられた状態で、虎杖は連続する呪力の拳打を浴びせ、誰も救えず皆の努力を無駄にしてしまったと自覚していた自分を、一人ではないと気づかせてくれた釘崎に感謝する。
真人の一撃が効力を発揮し始める中、釘崎は2009年、元気いっぱいの六歳児としてスマッシュブラザーズで遊んでいた頃の記憶へと入り込む。当時、故郷の人間はみな奇妙で、自分だけが普通だと確信していたという思い出だ。
第124話はアニメ第43話に相当し、週刊少年ジャンプ2020年44号に掲載された。回想シーンでフミという人物が初登場し、釘崎の過去へとつながっていく。
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