本シリーズの開幕を飾る長編は、「無個性」の少年が学校でのいじめから世界最強の「個性」を継承するまでを描き、「平和の象徴」の死を望む敵を登場させ、誰もが倒れないと信じていた男の引退で幕を閉じる。
『僕のヒーローアカデミア』の最初の長編であり、単行本第1巻から第11巻、第1話から第97話、アニメ第1話から第50話を収録している。漫画では2014年7月から2016年7月まで連載され、アニメでは2016年4月から2018年6月にかけて放送された。次章として「ヴィラン台頭編」へと続く。
本章を決定づける3つの軸は、八木俊典から緑谷出久への「ワン・フォー・オール」の継承、死柄木弔のもとで表舞台に現れた敵組織、そしてオールマイトの時代に終止符を打つ引退である。
出久は「無個性」として生まれたが、それでもヒーローを目指していた。爆豪勝己に苛まれる幼少期を送るが、日本の頂点に立つヒーローから後継者として見出される。特訓を経て雄英の入試を突破し、すぐに大切な仲間となるクラスメイトたちと出会うが、「ワン・フォー・オール」を使うたびに彼の身体はボロボロになってしまう。
1年A組は敵連合の襲撃を受ける。リーダーの死柄木弔はオールマイトを殺害することで「平和の象徴」を失わせ、社会を混乱に陥れようとしていた。襲撃は失敗に終わり彼らは撤退する。続いて日本中が注目する雄英体育祭が開催され、出久は轟焦凍の過去を知り彼が自分を受け入れる手助けをし、爆豪は決勝で轟を破って優勝を果たす。
職場体験で生徒たちはプロヒーローのもとで学ぶ。出久はオールマイトの師であるグラントリノのもとで修行し、脳無が投入された保須市での敵連合の襲撃に巻き込まれる。出久はヒーロー殺しステインの手から復讐に燃える飯田天哉のもとへ駆けつけ、轟の助けも借りて3人でステインを倒すが、その結果は皮肉にもステインの思想に共鳴するヴィランを増やし、敵連合へと惹きつけることとなる。
一学期が終わりに近づく頃、オールマイトは「ワン・フォー・オール」の由来と、すべての黒幕であると考えるヴィラン「オール・フォー・ワン」の真実を出久に告げる。期末テストでは生徒たちが教師陣と戦い、出久と爆豪は協力し合って間一髪でオールマイトに勝利する。1年B組との合同林間合宿は「個性」を磨くはずだったが、敵連合の急襲により爆豪が勧誘目的で連れ去られてしまう。
爆豪を奪還するためプロヒーローたちが敵連合の隠れ家への突入作戦を決行する一方、出久と数人の仲間たちも独断で救出に向かう。そこへオール・フォー・ワン自らが姿を現し、壮絶な死闘の末にオールマイトが勝利を収めるものの、「ワン・フォー・オール」の最後の残り火を使い果たしてしまう。
オールマイトはヒーローを引退する。平和でありながら象徴を失った国で、彼が残したものを次の世代が受け継いでいく姿を描き、本章は幕を閉じる。
雄英はじまりの章は『僕のヒーローアカデミア』の最初の章であり、単行本第1巻から第11巻、第1話から第97話を収録している。無個性の少年であった緑谷出久がワン・フォー・オールの継承者へと成長する姿を描き、オールマイトの引退をもって幕を閉じる。
緑谷出久は“無個性”で生まれながらも、日本最高のヒーローであるオールマイトに後継者として選ばれ、「ワン・フォー・オール」を継承する。その後の特訓を経て雄英高校の入試に合格するが、当初はその力を発動するたびに自らの身体を激しく傷つけることとなった。
雄英体育祭は全国放送されるイベントであり、緑谷出久が轟焦凍の過去を知り、焦凍が自身の個性を受け入れるのを助ける場となる。決勝戦では爆豪勝己が焦凍を破り、優勝を果たす。
ステインは、「雄英はじまり編」の職場体験編で飯田天哉を襲撃した「ヒーロー殺し」です。緑谷出久、飯田天哉、轟焦凍の3人が協力して彼を倒しますが、皮肉にもこの戦いがきっかけとなり、さらに多くのヴィランが敵<ヴィラン>連合へ参入することになります。
オールマイトは、誘拐された爆豪勝己を救出するための突入作戦中に行われたオール・フォー・ワンとの死闘の末に引退する。この戦いによって彼の身体に残されていたワン・フォー・オールの最後の残り火が燃え尽き、この編の幕切れとともに国は「平和の象徴」を失うこととなった。
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