グラウンド・ベータでの深夜の喧嘩により、二人がこれまで口にしてこなかった本音がついに曝け出される。勝己はオールマイトを終わらせたのは自分だと責め、出久は常に彼の背中を追い続けてきたと明かし、二人の争いは引退した平和の象徴が引き離すことでようやく終結する。
暗闇のグラウンド・ベータに立ち、出久はいま戦うことは校則違反であり、教員の立ち会いのもとでの模擬戦にするべきだと主張する。勝己はフルパワーのぶつかり合いを許可する指導者などいるはずがないと退け、身構えろと言い放つ。フェイントからの爆発が出久を正面から捉える。監視ドローンが相澤消太に戦闘を通知し、彼が介入しようと立ち上がるが、オールマイトが自分で対処したいと申し出る。
勝己が容赦なく攻め立てる中、出久は事態を収めようと試み続ける。勝己はどれほど打ちのめしても出久が諦めなかった幼少期を思い出していた。出久がついに反撃して叩き伏せた時、差し出された手は拒絶される。感情が決壊する。なぜ何の取り柄もないお前がオールマイトに認められたのかと勝己は詰問し、引退に追い込んだのは自分だと責めていたことを告白する。その事実に打たれた出久は、神野の悪夢以来彼がその罪悪感を背負い続けていたとは夢にも思っていなかった。
出久にとってこの戦いは未だ無意味に思えたが、勝己のぶつけてくる感情を受け止められるのは自分しかいないのだと理解する。彼は勝己の顔面を蹴り、『シュートスタイル』には実験台が必要だと告げ、手減らしはしないと断言する。幼馴染として生きてきた二人にとって、これこそが『デク』と『かっちゃん』の間で交わされた初めての偽りない感情のぶつかり合いであった。
勝己が優位に立ち、出久は成長を実感しつつも考えすぎが反応を遅らせていることに気づく。勝己は、出久が自分を見下すように後ろをついてくるのが耐えられないのだと吐露する。出久はそれを訂正する。自分は見上げていたのだと、誰よりもオールマイトに近い場所に勝己がいたからこそ、自分は必死に追いつこうとしなければならなかったのだと。
感情と身体の連動により、彼の『ワン・フォー・オール』の許容量は5パーセントから8パーセントへと引き上がる。勝己のガードを破る蹴りを繰り出し、勝己が凄かったからこそ追い続けてきたのだと叫ぶ。スピードと威力が跳ね上がり、二人は激しい打ち合いを繰り広げる。出久は戦闘中に相手を煽る自身の癖が、勝利の体現者である勝己から引き継がれたものだと気づき、オールマイトの選択が正しかったと証明するためにその勝利の化身を倒すのだと宣言する。予測された蹴りではなくパンチを叩き込むが、勝己は空中盤で体勢を入れ替え、二人まとめて地面へ爆発とともに叩きつけ、抑え込みながら、なぜオールマイトの力を持ちながら負けたのかと問う。
オールマイトが到着し、戦いを終わらせる。なぜ出久を選んだのかと問われ、無個性だった少年が誰よりもヒーローらしく振る舞ったからだと答える。勝己はオールマイトの強さに憧れ続けていたのに、自分がその失脚の原因になってしまったと語る。オールマイトは力はいずれ失われる運命だったと諭して彼を抱きしめ、二人に対し『勝って救うヒーロー』と『救って勝つヒーロー』になるよう命じる。本音をぶつけ合ったことで互いを真に理解し合えるようになり、その相互承認こそが二人を最強にすると信じる。勝己はその力を背負う出久に負けるなと言い渡し、出久は成長し続けることを誓う。勝己は他に誰が知っているのかを尋ね、三人だけの秘密にすることを誓う。オールマイトを超えるという誓いを取り戻した勝己と、自らナンバーワンを目指す出久は、ともに歩み出す。オールマイトはそこに、遂に誕生した二人の真のライバルの姿を見る。
ハイツアライアンス(寮)に戻ると、オールマイトの執り成しも虚しく、相澤消太は二人を捕縛し謹慎処分を言い渡す。翌朝、クラスメイトたちは事態を知り二人を冷やかす。共有スペースで掃除機をかける出久は思い切ってシュートスタイルについて質問し、勝己は淡々と蹴りの動作を早くするよう助言する。
勝己は神野事件以来密かに抱え続けてきた罪悪感、すなわちオールマイトの引退は自分の責任であるという本音を明かす。
戦闘中、出久の感情の高ぶりにより『ワン・フォー・オール』の出力が5パーセントから8パーセントへと引き上がる。
オールマイトが喧嘩を止め、勝己の罪悪感を解き放ち、二人に対し『勝って救うヒーロー』と『救って勝つヒーロー』を目指すよう語る。
勝己は『ワン・フォー・オール』の秘密を明かされ秘密を守ることを誓い、相澤消太は二人の生徒に謹慎処分を下す。
第61話「デクvsかっちゃん2」は第3期の通算第23話にあたり、プロヒーロー仮免許試験編のエピソードとして、日本では2018年9月15日に放送された。
緑谷出久も爆豪勝己も完全な勝利を収めるわけではない。最後の攻防で爆豪が優位に立ち、緑谷を抑え込むが、決着がつく前にオールマイトが到着して物理的に戦いを止める。
爆豪勝己は神野区事件で自身が誘拐されたため、オールマイトの力を奪うこととなったオール・フォー・ワンとの死闘は、自分が救出を必要としていたからこそ起こったのだと考えて自分を責めています。
オールマイトは爆豪勝己に対し、神野の件にかかわらず自分の力はいずれ失われる運命にあったと伝える。そして爆豪と緑谷出久の両名に「勝って救けるヒーロー」と「救けて勝つヒーロー」を目指すよう託し、2人が本音をぶつけ合ったことで真のライバル関係になることを願う。
喧嘩の後、相澤消太はオールマイトのとりなしを無視し、緑谷出久と爆豪勝己の二人を拘束して謹慎処分を下します。
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