この疾風伝のエピソードでは、ナルトが憎しみを拒否しその連鎖を断ち切ることを誓うことで長門との対話を終える。その決意は堕ちた指導者の心を動かし、彼が自らを犠牲にして殺した村人たちを生き返らせるに至る。
長門は自身の身の上話を締めくくり、弥彦の死後、額当てに一本の線を刻み、暁の指揮を執ったと説明する。彼はナルトに、真の平和にどうやって到達できるのか、その答えを迫る。ナルトはまだその方法はないが、いつか世界を覆う憎しみの連鎖を断ち切るという信念だけはあると認める。長門は驚愕する。それはかつて、スランプに陥っていた自来也に対して彼自身が語ったまさにその言葉だったからだ。ナルトは、その言葉を自来也の小説「ド根性忍伝」からそのまま引用したことを明かす。その主人公は彼自身の名前を共有しており、それは自来也自身が彼に名付けたものだった。ナルトは、その本の続編として生き、師匠の理想を前進させることを決意する。
長門は自来也の哲学を時代遅れだと退け、自分のように一度痛みが襲った時に、ナルトが絶望に陥らないとどうして信じられるのかと問う。ナルトは、人柱力として生まれた時から蔑まれ、うちはサスケを失い、春野サクラを傷つけたことで深まった苦しみは、すでに早くから自分を見つけていたと答える。彼はまだ心の奥底に悲しみを抱えており、長門を本当に許すことは決してないだろうと告白するが、復讐よりも自来也の希望を選び、自分が火影になった暁には雨隠れの里に平和をもたらすと誓う。
長門は少年にかつての自分の姿を重ね合わせ、彼に自身の信仰を託すことを決意する。彼は残りのすべてのチャクラを外道の術「外道・輪廻天生の術」に費やし自身の罪を元に戻そうとするが、小南はそれが彼の命と引き換えになることに気づく。妙木山では、ガマ丸がガマブン太に対し、予言の子が2人存在し、自来也の本が世界を救うためにこれほど重要になったことに驚嘆する。
「うずまきナルト物語」は『NARUTO -ナルト- 疾風伝』第174話で、ペイン木ノ葉侵攻編の一話として原作漫画第448話と第449話を基にしている。
ナルトは、まだ具体的な計画はないが、いつか自分自身の手で世界の憎しみの連鎖を断ち切ってみせるという確信だけはあると認める。
ナルトはこの言葉を、自来也の小説『自来也忍法帖』から借りている。この本の主人公はナルト自身と同じ名を持ち、その名は自来也が彼に贈ったものである。
ナルトに心を動かされたナガトは、残るすべてのチャクラを外道の輪廻天生に注ぎ込み、自らの罪を償うとともに自分が殺した里の人々を蘇らせるが、その代償として命を落とす。
妙木山で、ガマ丸はガマブンタに対し、預言の子が二人も存在することに驚嘆し、自来也の本が世界を救う上で欠かせない役割を果たしたのだと語る。
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