ウトガルド城の戦いから数年前、第104期訓練兵団は猛吹雪の中での雪山訓練を終えるが、クリスタ、ユミル、そして体調を崩したダズの3名が未帰還となっていた。ホワイトアウトの中でクリスタはダズを担架に乗せて運んでいたが、ユミルは彼を見捨てるよう迫る。ユミルはクリスタの偽善を見抜いていた。クリスタが貴族の愛人の子として捨てられ、ウォール教から殺害を議論された末に名前を変えられて隠されていた存在であることを知っており、無私無欲を装って「美しい死」を求めているのだと非難する。ユミル自身はやり直す際にも自らの名を捨てることを拒んだ。名を保ち続けることこそが敵に対する勝利なのだと語る。基地の上の崖にてユミルはクリスタを雪溜まりへ放り投げ、クリスタが気づいた時にはユミルとダズの姿は消えていた。2人は普通では不可能な方法で崖下へ無事に辿り着いていた。ユミルはいずれ理由を説明すると約束するが、それには一つ条件があった。クリスタの秘密が明かされた時、彼女は本名で生きるべしというものだった。
現在、ユミルは「かつて他人の幸せのために命を捨てたが、二度目の人生は自分のために生きる」と心に誓い、ウトガルド城の塔から巨人の群れへ飛び降りる。コニーのナイフで手を傷つけた彼女は「顎の巨人」へと変身し、巨人の群れをなぎ倒し始める。上から見守っていたライナーとベルトルトは、5年前に友人を喰らった巨人がまさにこれであることに気づき、戦慄する。数に圧倒されたユミルは塔にしがみつくが、クリスタから「自分たちを守るために戦うのはやめろ、勝つために塔を倒せ」と叫ばれる。ユミルは塔を破壊して巨人の群れの上へ押し潰し、崩落する塔の上で訓練兵たちを庇う。
瓦礫の中から這い出した巨人が群がり、手出しのできない訓練兵たちの前でユミルの巨人を引き裂く。そこへストヘス区から調査兵団が間一髪で到着し、ミカサがクリスタの背後に迫る巨人を切り伏せ、ハンジ率いる部隊が残党を掃除する。功を焦るエレンも兵士として初の巨人討伐を記録する。戦闘が終わり、クリスタはボロボロになったユミルの傍らに膝をつき、微笑みながら意識を失っていくユミルに向かって本名である「ヒストリア」を名乗り、自らの約束を果たす。
ユミルはクリスタが貴族の庶子であり、かつてウォール教によって存在を抹消されかけた過去を知っていることを明かし、立ち振る舞いの裏にある死に場所を求める癖を詰問する。
回想における謎の発光と不可能な崖の降下は、ユミルが作中で初めて巨人の力を使用した瞬間であり、クリスタが本名を取り戻すという約束と結びついている。
ウトガルド城にて、ユミルは訓練兵たちの前で「顎の巨人」に変身し、ライナーとベルトルトはそれが5年前に自分たちの仲間を喰らった巨人であることを察知する。
ユミルは塔を崩落させて巨人の群れを押し潰すが自らも壊滅的な被害を受ける。そこへ調査兵団が駆けつけて残存する巨人を駆除し、重傷を負ったユミルに対しクリスタは自身の本名がヒストリアであることを明かす。
『進撃の巨人』第30話「ヒストリア」では、回想によって雪山訓練中におけるユミルとクリスタの対峙が明かされる一方、現在では、ユミルが「アギトの巨人」に変身してウトガルド城を防衛し、調査兵団が到着して巨人の群れを全滅させるまで戦い抜きます。
ユミルはクリスタに対し、無私無欲を装って英雄的な死を求めていると非難し、クリスタがかつて壁の教団により存在の抹殺が議論された貴族の隠し子であることを知っていると明かす。
ユミルは手を負傷させて「顎の巨人」に巨人化し、巨人の群れをなぎ倒した末に塔を崩して襲撃する巨人たちを押し潰します。自身も喰われかけますが、調査兵団が到着したことで救出されます。
クリスタはユミルに対し、自分の秘密が明かされた時には本名で生きると約束する。そしてエピソードの最後、重傷を負って横たわるユミルに対し、クリスタは本名である『ヒストリア』を名乗ることでその約束を果たす。
ライナーとベルトルトは、ユミルがウトガルド城を守るために巨人化した際、その「顎の巨人」が5年前に自分たちの友人を喰らった巨人と同じであることを認識し、強い衝撃を受けたためである。
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