ウトガルド城での戦闘を終え、調査兵団がウォール・ローゼ上で再集結する中、雨が降り始める。担架で運ばれたユミルは右手足を失い内臓も破裂するという、巨人化能力者でなければ生存できない重傷を負っていた。ヒストリアはハンジに彼女の擁護を訴え、ハンジも巨人の内部情報を持つ味方の存在に価値を見出す。またハンジはヒストリアがレイス家の血を引くという主張について問い詰める。そこへ作戦を覆す知らせが届く。ハンネス率いる駐屯兵団がトロスト区からクロルバ区までの全区間を捜索したものの、どこにも壁の破壊箇所は見つからず、道中で巨人とも遭遇しなかったというのだ。エレンは酔って探したのだろうと冗談を言うが、ハンジは穴を掘る巨人の存在を仮説として立て始める。
二度の臨死体験を経て明らかに精神が摩耗していたライナーは、エレンを脇へ連れ出す。彼は淡々とした口調で、5年前に自分たち二人が人類を死滅させるために壁を破壊したと告げ、自らを「鎧の巨人」、ベルトルトを「超大型巨人」であると明かし、エレンが大人しく同行すればこれ以上誰も苦しまずに済むと約束する。目的地は自分たちの「故郷」と呼べる場所だと語る。エレンは疲労による錯乱として誤魔化そうとし、ライナー自身も自分が狂ってしまったのではないかと自問自答して動揺する。
前夜のエエルミハ区での回想により、エレンの態度の理由が明かされる。記録によるとライナーとベルトルトはアニと同じ出身地を主張しており、第57回壁外調査の際には二人ともエレンの配置に関する虚偽の情報を所持していた。さらにアルミンは、女型の巨人に捕らわれたライナーがアニの掌にエレンの本当の配置を刻み込んでいたことを見抜いていたのだった。ハンジの指示は、地下に追い詰めるまで知らぬふりを突き通すことだった。
通算第31話(第2期第6話)。WIT STUDIOとProduction I.Gの制作で、監督は田中洋之、脚本は瀬古浩司。日本では2017年5月6日、全米では2017年6月4日に放送された。原作漫画の「戦士」および「鎧の巨人」のエピソードをアニメ化している。
現在公開可能な情報では、壁の上へ資材を運搬するために使用される小型昇降機が解説されている。制作トリビアとして、吹き替え版では第17話のライナーの回想の台詞が変更されており、初期テレビ放送版では裏切りのシークエンスでライナーの切断された手や血痕の整合性が失われていたが、Blu-ray版で修正された。
「戦士」はシーズン2の第6話(通算第31話)であり、「Clash of the Titans編」(巨人の襲来編)の一部である。
エレンに自分が鎧の巨人であることを告白した後、ライナーは三角巾をむしり取り、衆目の前で傷を治癒させ、自分やベルトルト、アニのような工作員を指すマーレ側の呼称である「戦士」としての職務を最後まで全うすることを選ぶ。
本エピソードにおける「戦士」とは、「鎧の巨人」および「超大型巨人」として壁内に潜入し、現在はその正体を公然と明かしているマーレの兵士、ライナー・ブラウンとベルトルト・フーバーを指します。
ライナーは自分が「鎧の巨人」でありベルトルトが「超大型巨人」であることを平然と打ち明け、5年前にウォール・マリアを突破したことを認めた上で、おとなしく自分たちと一緒に来るようエレンに求めた。
壁の頂上で2人が巨人化し、鎧の巨人がエレンを、超大型巨人がユミルを捕らえて調査兵団を散り散りにさせる。エレンがかつての友によって連れ去られ、エピソードは幕を閉じる。
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