
烏に封じられながらも凛が同点弾をもぎ取り、再び拮抗した試合展開となる。ゴールとゴールの合間、苛立ちを募らせる潔は、考えすぎることこそが自分を鈍らせている原因だと気づかされ、氷織は計算をやめ、純粋な感覚の世界に飛び込めという処方箋を授ける。
烏からボールを奪い取ったばかりの潔は、七星と氷織と連携して前線へ運んでいく。千切が氷織に詰め寄り、青い監獄のひよっこの一人だとからかうと、氷織は千切のとんでもないスピードこそ烏に重宝される理由だろうと切り返す。士道がボールを要求する動きを読んだ氷織は、代わりに士道の空けたスペースへ走り込む潔へパスを通そうとするが、そのボールはわずかに届かず、乙夜に処理されてしまう。
凛はこぼれ球を追い、烏にまとわりつかれながらもそのもつれ合いの中から右上隅へ弧を描くシュートを決め、チームBを4対4の同点に追いつかせる。烏はそのフィニッシュに脱帽し、凛がシュートの瞬間に自らの体を軸として固定しバランスを保ったことを指摘し、低迷していた才能が目覚めたことでチームAが生まれ変わったようだと評する。
チームとして噛み合い始めてもなお、潔は自分が思い描くプレーがまだできないことに苛立ちを募らせる。氷織が声をかけると、潔は頭の中のイメージに体がまるで追いつかないと胸の内を吐き出す。氷織の助言は率直だった。考えてから動くようでは常に一拍遅れる、だから本能で反応し、氷織が言うところの「感じる世界」に自分を沈めてしまえというのだ。
再開後、烏がボールを持つと、凛に詰め寄られてすぐさま乙夜へ預け、二人は中盤をワンツーで崩していく。潔は凛と組んで烏を挟み込もうとするが、烏はそれをあざ笑うように、あえて誘い込んでから千切へロングパスを送っていたことを明かす。千切が高く上がったボールの下へ入ろうとした瞬間、士道が足を振り上げて割り込む。
第102話では、烏旅人にマークされたままの状態で糸師凛が同点ゴールを決める。潔一生は自分の体が頭で描いたイメージに追いつかないことに苛立ちを募らせ、氷織陽は突破のためのアドバイスを送る。
第102話で氷織陽は、潔一生に対し、動く前に考えていては常に一歩遅れると告げる。そして頭で考えるのではなく本能で反応し、「感じる世界」に沈み込むよう促す。
第102話で糸師凛は、烏旅人にしがみつかれながらもこぼれ球を追い、ゴール右上隅へ弧を描くシュートを叩き込む。烏は、糸師がシュートの瞬間に体の軸をぶれさせず安定させていたことに気づく。
第102話は、糸師凛のゴールによってチームAとチームBが4対4の同点に並んで終わる。
第102話のタイトルは「感じる世界」で、三次選考編の第12巻に収録されている。日本では2020年9月30日に、英語版は2022年3月15日に発表された。
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