
4対4の膠着状態は、潔がついに自らの本能を信じたことで動き出す。自分を縛り続けていた計算を投げ捨て、純粋な感覚に身を委ねた潔は凛と士道の両者をかわし、決勝点を叩き込む。その姿は絵心の目に留まり、フローと呼ばれる領域に触れたストライカーとして注目を集める。
高いボールを跳ね返した士道が芝の上に倒れ込む中、七星がこぼれ球を拾い、皿斑のチャレンジをかわして素早く潔へつなぐ。氷織と共にボールを運びながら、潔は考えるより先に反応せよという助言を頭の中で反芻する。
烏に囲まれた凛がボールを要求し、七星ももう一つの選択肢として詰め寄る中、三人はワンタッチパスで守備を切り崩していく。左サイドから千切を背負って切り込んでくる氷織の姿を見た潔は、凛と士道へ通じるコースが開けていることに気づき、自分自身の思考こそが自分を引きずり下ろす錨だったのだとようやく理解する。
計算を手放した潔は、あらゆる神経と感覚に身を委ね、反射だけで動く。研ぎ澄まされたその状態の中、凛と士道の間をすり抜け、チームAの決勝ゴールを決める。この一撃が4対4で膠着していた試合に決着をつけ、チームAをそのまま優位へと導く。
スタンドから一部始終を見ていた絵心は、潔が到達したその完全な没入状態に名前をつける。フローだ。若きストライカーの姿を見据えながら、絵心は潔が奇跡の生まれる場所に触れたばかりだとつぶやく。
第103話では、潔一生がついに計算づくの思考を手放し、純粋な本能で反応するようになる。4対4の同点の中、潔は糸師凛と士道龍聖の間をすり抜けてチームAの決勝ゴールを決める。
第103話で潔一生は意図的な計算を捨て、あらゆる神経と感覚に自分を委ね、反射だけで動くようになる。その研ぎ澄まされた状態の中で、糸師凛と士道龍聖の間を縫うように抜けて決勝点を突き刺す。
第103話で絵心甚八は潔一生の決勝ゴールを見届け、その完全に没入した状態を「フロー」と名付ける。絵心は、潔が奇跡が生まれる領域にわずかに触れたのだと語る。
第103話では、チームBと4対4で膠着していた試合の終盤に潔一生が決めたゴールにより、チームAが逃げ切って勝利を収める。
第103話のタイトルは「全感覚体験」で、三次選考編の第12巻に収録されている。日本では2020年10月7日に、英語版は2022年3月15日に発表された。
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