
「衝動」は『ブルーロック』第32話であり、単行本第5巻の巻頭を飾る話数である。一次選考の膠着した最終戦を舞台に、凪 誠士郎が惰性でプレーすることをやめ、初めて本気でボールを追う決意を固める瞬間を描く。
一次選考の最終戦は3対3のまま膠着し、それまで無敗だったチームVに、チームZが食らいついている。久遠 渉は10人にまで減った相手が同点に追いついたことを受け入れられず、チームVはこの苦戦を恥じるべきだと吐き捨てる。御影 玲王はすかさず言い返し、久遠をクズ呼ばわりして黙らせる。
残り15分となったところで、玲王はボールを前へ運び、ここで倒れはしないと誓う。雷市 陣吾は執拗に彼につきまとい、甘やかされたお坊ちゃんに敗北を味わったことがあるのかと絡み、その最初の一敗を自分がくれてやると言い放つ。雷市に完全に囲まれた玲王はほとんど動けない。他方、剣 斬鉄は千切と成早の壁に阻まれ、凪は自分とゴールの間にイガグリと今村が立ちはだかっていることに気づく。
相棒の苛立ちを察した凪は、めずらしく全力で走り出し、ボールを要求する。悪名高いほど怠惰なプレーヤーが突然本気を見せたことに、世一は驚愕する。パスを受け取った凪は玲王に本気を出すと約束し、イガグリをかわして今村の脇をすり抜けると、剣にボールを預ける。そして剣に、ゴール近くへボールを供給してくれと頼み、その要求に剣は面食らう。千切が迫る中でも剣は切り返し、凪へ弧を描くパスを送り込む。凪はその扱いにくいボールをトラップし、二人のディフェンダーがついていながらも常識外れの一撃を突き刺す。ゴールが決まると、凪は玲王にこのスポーツは本当に面白いのだと告げる。
凪が自ら攻撃を主導する決断を下したのは、これが初めてのことであり、その変化が彼の眠っていた才能を解き放つ。彼の決めた一撃により、チームVは4対3とリードを奪う。久遠は、10人にまで減ったチームZが大会を支配するチームと互角に渡り合えていることに、依然として困惑し続けている。
32話では、膠着した一次選考の最終試合の中で凪 誠士郎が初めて本気でボールを追いかける決意をし、決勝点を決めてチームVを4対3のリードに導く。
32話は、凪 誠士郎が普段の怠惰さを捨て、初めて自ら攻撃の主導権を握ることで眠っていた才能が開花する瞬間を描いているため「衝動」と題されている。
32話でゴールを決めた凪 誠士郎は、御影 玲王に「サッカーって、実は楽しい」と伝えている。
32話の凪のゴールの後、チームVはチームZに4対3でリードする。
「ブルーロック」32話はアニメ第10話として映像化されている。
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