チームZとチームVの激突が、連鎖する覚醒を呼び起こす。凪はついに自ら主導権を握り、潔は自分自身の武器を解き明かし、久遠は戦うか、それとも心地よい引き分けへ流されるかの選択を迫られる。
10人になったチームZに追いつかれたことに苛立つ久遠は、チームVが翻弄されていると挑発する。両親の操り人形にはなるまいと決意する御影は前へ突き進むが、雷市と潔にあらゆるコースを塞がれ、その心が揺らぎ始める。御影の怯えを見て取った凪は自ら下がり、初めてボールを要求して潔を驚かせる。五十嵐にロブと股抜きを決め、翼を担う剣城へつなぐと、ボックスへの返しのパスを呼び込み、極めて細い角度から4-3とするゴールを決める。凪は退屈だった自分の人生に亀裂が入ったと打ち明け、新たに芽生えたエゴを「好奇心」と名付ける。
チームZは守るべきか攻めるべきかで意見が割れ、雷市はストライカーは前へ出続けるべきだと主張する。蜂楽が千切をサイドへ走らせると、潔は凪の前に立ちはだかり千切を走らせる。それはすでに頭の中でシミュレートしていた展開だった。千切のシュートはポストに弾かれ、こぼれ球に詰めた我牙丸のシュートは戻ってきた御影に阻まれるが、そのこぼれ球は國神のもとへ転がり、彼が叩き込んで同点とする。潔は、自分の武器が全員の能力を完全にシミュレートし、目と頭でピッチの未来を読み取らせるものなのだと悟る。
回想では、久遠が狐坂高校で部を立ち上げたものの、仲間たちが手を抜き、彼ほど全国大会を渇望していなかったと認める場面が描かれる。押しつけがましいと烙印を押された久遠は、仲間など重荷にすぎないと考え、ブルーロックへの招待を受け入れる。
残り時間がわずかとなる中、久遠は引き分けに終われば順位上チームZは3位で敗退し、同着の國神より自分が上位に進めることに気づく。何も変わらなければ動く必要もないと願う。しかし凪が潔を振り切り決定的なゴールを狙うと、久遠はとっさに彼を引き倒し、レッドカードを受けてでも戦いを続けさせる。自分はあくまで自分自身のため、世界最高のストライカーになるという夢のためにやったのだと言い切ると、チームは勝つつもりだと言い返す。雷市は彼を殴りつけたのち、受け入れる。
終盤、チームVは再開から攻め立てる。伊右衛門が御影のシュートを止め、雷市が剣城のこぼれ球を防ぎ、凪は密集の上へふわりと浮かせたシュートを放つ。我牙丸がゴールライン際でクロスバーへ弾き返し、そのこぼれ球は潔のもとへ転がる。久遠が行けと叫ぶ中、両陣営とも最後のチャンスを感じ取っていた。
『ブルーロック』10話「あるがままに」では、チームZとチームVの試合の佳境が描かれる。凪がついに攻撃で主体的に動き出し、潔は自分の武器の正体に気づき、久遠は戦い続けるか楽な引き分けで妥協するかの決断を迫られる。
10話で凪誠士郎は、狭い角度から難しいゴールを決めた後、自分をもっと追い込みたいという欲求に気づき、その新たに目覚めた原動力を「好奇心」と名付ける。
千切が蜂楽からのパスに走り込んでシュートを放つが、ポストに当たって弾かれる。ガガマルの詰めのシュートは御影に阻まれ、こぼれ球は国神の元へ転がり、国神がこれを決めてチームZが4対3に追いつく。
チームZが敗退まであと1点という状況で、久遠は引き分けの方が自分のランキングにとって有利だと気づく。しかし凪が決定的なチャンスでフリーになった瞬間、久遠は彼を倒してレッドカードを受ける。それでも久遠は、仲間のためではなく、世界一のストライカーになるという自分自身の夢のためにやったのだと言い切る。
国神の同点弾に至る一連のプレーを見ながら、潔は自分の武器がピッチ上の全選手の能力をフルシミュレーションできる力であり、プレーが実際に起きる前にその展開を読めることに気づく。
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