回想の中で、死にゆくカナエはしのぶに隊を去って普通の人生を生きてほしいと懇願するが、しのぶは拒み、必ず仇を討つと誓う。カナエは、自分を殺した者を、頭に血をつけ、穏やかで優しい声で話す鬼だったと思い起こす。その記憶は童磨の登場を再現する。童磨の犠牲者の一人が叫び声をあげると、童磨は話を遮ったことを咎め、彼女に血鬼術を振るう。女はしのぶの腕の中で粉々に崩れ落ちる。
現在、しのぶは童磨が手にする扇を見て彼だと気づき、彼がカナエを殺したと悟る。童磨は、自らを万世極楽教という教団の頭だと名乗り、信者を喰らうことで救っているのだと言う。しのぶは嫌悪し、姉の羽織を掴んでこれを覚えているかと迫る。童磨は、カナエを花の呼吸の使い手として、喰らわなかったことを後悔した相手だと思い出す。まさにその時、しのぶが斬りかかる。
蜂牙の一突きで、しのぶは童磨の左眼を刺し、童磨は凍てつく蓮葉氷で応戦して彼女の顔の一部を凍らせる。童磨は首を刎ねられなかったその攻撃を嘲るが、しのぶは自身の毒を明かす。童磨は痛みに苛まれて肌が朽ちていくが、やがて毒を完全に分解し、これは那田蜘蛛山で使われたものより強いと述べる。毒の使い手と戦えることに高揚した童磨は、ほかに何を企んでいるのかと尋ね、しのぶは上弦に対して刀を抜く。
『鬼滅の刃』第141話「仇」では、胡蝶しのぶが姉・カナエの死に際の記憶から童磨を姉の仇と断定します。しのぶは上弦の弐である童磨に立ち向かい、「蜂牙の舞」で左眼を突いて毒を撃ち込みますが、童磨は毒を瞬時に分解し長期戦の構えを見せます。
『鬼滅の刃』第141話のタイトルは「仇」です。このタイトルは姉カナエの仇を討つというしのぶの長年の悲願を意味しており、本話でその仇が童磨であることが判明します。
第141話で、しのぶは童磨の持つ対の扇と、死の間際にカナエが語った「頭から血を被ったような穏やかな口調の鬼」という特徴から彼を仇と見抜きます。童磨もまた、喰いそびれた花の呼吸の使い手としてカナエを覚えており、自身が殺したことを認めます。
第141話で、しのぶの毒を受けた童磨の体は一時的に崩れ落ちますが、すぐに毒を完全に分解してしまいます。童磨は那田蜘蛛山で使われたものより強力だと評価しつつも平然と無効化し、しのぶが己の戦い方の全てを懸けてきた毒という武器を根本から覆します。
『鬼滅の刃』第141話「仇」は無限城編のエピソードであり、単行本第16巻に収録されています。2019年1月7日に発売された週刊少年ジャンプに掲載された全19ページのお話です。
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