東方司令部にて、ジャン・ハボックがマスタングとエドワードのどちらが戦って勝つかという他愛のない議論を始める。フュリーが即座にマスタングを支持する一方、ファルマンはエドワードが比類なき錬金術の才能を持つ手強い近接格闘家であると反論し、議論はあっという間に建物全体へと広がる。マスタングはエドワードの若さや旅を続ける少年を試合のために捕まえる難しさを理由に最初は取り合わないが、ホークアイから「鋼」が年次査定のために東方市におり、忌々しい上司と喜んで戦いたいと宣言していることを聞かされる。
マスタングは人間兵器と呼ばれる二人の決闘が街を破壊すると抗言するが、マース・ヒューズが軍の演習場での開催を手配し、キング・ブラッドレイが許可するはずがないとマスタングが賭けると、大統領は即座に承諾を与える。見物の兵士たちからの野次が飛ぶ中、二人は対峙し、マスタングの焔の錬金術が序盤の主導権を握る。先手必勝や怒りが戦者の目を眩ませるという戦略格言を語りながら、彼はフィールドを炎で包み込んでエドワードの隙を突くが、エドワードは囮の後ろに潜り込んで炎を放つ発火布の手袋を破壊する。しかしマスタングはもう片方の手に隠し持っていた予備の発火布手袋を明かし、予備の欺瞞を保持するという格言を引用しながら、最後の大爆発でエドワードを打ち倒す。ブラッドレイは大佐を祝福した上で、居合わせた全兵士に荒れ果てた演習場の清掃と修復を命じ、マスタングは自らの勝利の対価を嘆く。ハボックはヒューズが姿を消したことに気づき、アームストロングは後に命令を無視して静かにコーヒーを飲むマースを発見するが、彼は引き時を知るという格言を引き合いに出して言い訳をする。
本話は2002年9月21日に日本、2005年9月6日に全米で発売された単行本第3巻に収録された。エドワードの年次査定やヒューズがエリシアの2歳の誕生日について語る詳細から、本エピソードの出来事は本編の約1年前である1913年頃に位置づけられる。また、第15話での正式な初登場に先立つキング・ブラッドレイ大統領の最古の非公式な登場でもあり、ここで見せた二重手袋の仕掛けは第94話のホムンクルス・エンヴィー戦で再び使用される。2003年版アニメでは第13話『鋼 VS 焔』としてこのエピソードが組み込まれた。
マスタングとエドワードのどちらが勝つかという東方司令部の将校たちの雑談がエスカレートし、国家錬金術師査定のために東方市を訪れていたエドワードがマスタングと戦いたいと宣言したことで模擬戦が決定する。
マース・ヒューズが軍の演習場を対決の場として手配し、マスタングが絶対許可しないだろうと賭けていたキング・ブラッドレイ大総統自身が直々に許可を与える。
マスタングの炎の錬金術が戦場を火海に変えてエドワードの油断を誘い、エドワードが発火布を破壊したところで、マスタングはもう片方の手に隠し持っていた予備の手袋を披露してとどめの一撃を打ち込む。
ブラッドレイはマスタングの勝利を祝福したのち、その場にいたすべての兵士に対し、戦闘で破壊された演習場の片付けと修復を命じる。
この内容は、2003年版アニメシリーズの第13話『焔 VS 鋼』に組み込まれました。
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