カイロの喫茶店で、ジョースター一行は純粋な運の勝負に命を賭け、魂を回収するギャンブラーと出会う。不用意な賭けによってポルナレフの魂が奪われ、仕組まれたコイン勝負によってジョセフまでもが敗北し、承太郎はふたりの解放を懸けて勝負の席につくことになる。
ジョースター一行はついにカイロに到達するが、迷路のような街の外側にDIOの館が隠されており、ホリィの体調悪化により残された時間はわずか数日しかなかった。館の写真を見せながら聞き込みをする中、彼らは館の場所を知っていると語るダービーという男が営むカフェに立ち寄る。重度のギャンブル狂であるダービーはあっさり教えようとはせず、2枚の煮干しを投げて近くの猫がどちらを先に選ぶか賭けを持ちかける。変人だと切り捨てたポルナレフは軽率にも自分の魂を賭けて大きい方の煮干しを選ぶが、猫はもう一方を選んでしまう。ダービーのスタンド「オシリス神」は即座にポルナレフの魂を抜き取り、ポーカーチップの中に封じ込める。
一行は彼がDIOの手先だと気づくが、力づくで痛めつければ捕らわれた魂が破壊される危険があった。イカサマの才能を堂々と誇るダービーは、証拠として大量のチップを見せつける。ポルナレフを取り戻すためジョセフが名乗りを上げ、ウイスキーを満たしたグラスにコインを交互に入れていき、溢れさせた方を負けとするゲームを提案する。ジョセフは7枚目のコインで溢れると踏み、6回目の順番で密かにウイスキーを足して相手を失敗させようと画策する。しかしダービーは見事に7枚目を沈め、動揺したジョセフは心の中で敗北を認めてしまい、同じくオシリス神に魂を奪われる。
グラスを調べた承太郎は、底に挟まれた溶けたチョコレートの塊を発見する。ダービーはグラスを傾けることで容量を誤認させていたのだった。アヴドゥルの制止を振り切り、承太郎は仲間と祖父を取り戻すべく、ダービーの得意種目であるポーカーでの勝負を挑む。
一行は最終目的地であるカイロに到達し、ダニエル・J・ダービーおよび彼のスタンド「オシリス神」と遭遇する。ポルナレフは無謀な賭けに敗れ、魂を奪われてポーカーチップに変えられる。ジョセフはコイン落としのゲームでイカサマを仕掛けるが、相手の仕込まれたトリックに敗れて魂を失う。承太郎は捕らわれた魂を取り戻すためにポーカー勝負に応じ、決戦の舞台が整う。
『スターダストクルセイダース』の第34話(エジプト編第10話)にあたる本話は、原作の第210話をスキップし、第211話から第213話の大部分をアニメ化している。アニメ版では一行がカイロに到着する冒頭シーンや、ダービーがムーア一族と賭けをする回想シーンが追加され、勝負の飲み物がラム酒からウイスキーに変更された。津田尚克総監督は声優・銀河万丈の演技を称賛し、カードシャッフルの作画資料としてプロのマジシャンを撮影したことや、ダービーの顔にある謎の模様を明確な意味のないタトゥーとして扱ったことを明かした。重苦しい雰囲気を反映し、エンディングのアイキャッチは黒画面に楽曲の異なるパートを流す演出となった。
「ダービー・ザ・ギャンブラー その1」は『スターダストクルセイダース』の第34話、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』全体では第60話にあたり、エジプト編の第10話となっています。
『スターダストクルセイダース』のこのエピソードに登場する賭け師は、DIOの部下であるギャンブル狂ダニエル・J・ダービーです。彼のスタンド『オシリス神』は、賭けに敗れた者の魂を奪い取ります。
『ダービー・ザ・ギャンブラー その1』では、ダービーがポルナレフとジョセフとの魂を賭けた勝負に勝利し、自身のスタンド『オシリス神』で二人の魂をポーカーチップの中に閉じ込めるが、空条承太郎が名乗りを上げてポーカー対決を挑む。
ポルナレフは、ダービーの猫が2枚の燻製の魚のどちらを先に選ぶかに軽率にも自分の魂を賭け、大きい方の切れ端を選びますが、猫がもう一方を選んだため、オシリス神によって魂をポーカーチップとして抜き取られてしまいます。
ダービーはウイスキーを入れたグラスを密かに傾け、その下に溶けたチョコレートの塊を隠すことで、グラスに何枚のコインが入るかをジョセフに誤認させ、ジョセフは賭けとともに自らの魂も失うことになります。
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