扇が倒れたことを知った一族は、真希を捕らえるために最強の戦士たちを急行させるが、悲しみに暮れる双子の姉は妹の仇を討たずにはいられない。真依と交わした約束を果たすと決意した真希は、全てを破壊するために新たな力を解き放つ。
禪院家の屋敷中に警報が鳴り響き、甚一と直哉が廊下に引き寄せられると、そこで若き蘭太が、真希が狂乱し扇を殺害したと報告する。二人は扇が彼女に負けたことに驚愕する。信朗が率いる「躯倶留隊」が彼女を取り押さえるために派遣されるが、信朗は依然として真希を過小評価しており、扇の不意を突いたのだろうと推測し、即座の殺害を命じる。生得術式を持たない禪院家の男たちで構成されるこの部隊は、下位の分派として「炳」の下に位置づけられ、素手での戦闘訓練を絶え間なく受けている。
彼らは、真依から託された呪具「竜骨」を片手に握り、もう一方の手に「釈魂刀」を持ち、妹へと思いを馳せながら一人立つ真希を、約20人で追い詰める。真依と共に呪術師の道を捨てるべきだったのかと考えながら、彼女は謝罪し、刀が自分に向かって振り下ろされると同時に目を開ける。彼女は襲撃者の両手を切り落とし、彼を飛び越え、他の数人を切り捨て、彼を斬首する。部隊は次々と屠られ、信朗が到着したとき、かつて彼らの中で仕えていた無傷の少女によって、部下たちが死体の山へと変えられているのを見て恐怖に陥る。
廊下の奥から長寿郎の呪力を感知した真希は、彼女を押し潰そうと拍手する巨大な石の手に空高く放り投げられる。信朗はそれを長寿郎の術式だと呼び、準1級以上の最強の術師たちである「炳」が到着したことを悟る。真希はそれを打ち破り、信朗と長寿郎が反応する前に彼らの喉に手を突き刺す。その後、蘭太が彼女の動きを封じ、甚一に止めを刺すよう叫ぶが、真希はその拘束を破り、その反動で蘭太の両眼はひどく傷つく。血を流しながら、彼は甚一に対し、真希が今や甚爾そのものに似ており、今ここで殺さなければ彼女が一族を滅ぼすだろうと警告する。甚一は空から呪力の拳を雨のように降らせ、辺り一帯を平らにする。蘭太は自分たちが勝ったと信じて傷が原因で息絶えるが、その直後、真希は甚一の切断された首を提げて煙の中から歩み出て、その首を容赦なく池へと投げ捨てる。水辺の橋の上で、「炳」の筆頭である直哉が彼女と対峙し、彼女の力に驚嘆しながら、果たして彼女の中に人の心が通っているのかと声に出して問う。真希は、それは自分から奪い去られたのだから、ないと答える。
第150話「完全準備 その3」は、アニメの第51話に脚色され、同話では完全準備編の残りの部分も描かれています。
第150話では、扇グループの総帥・扇一郎が死亡したことを受け、禪院家が精鋭部隊をマキに差し向ける。舞に誓った縛りによって強く結ばれたマキは、新たに得た力を解放し、一族ごと切り裂いていく。
ノブアキを隊長とするククル隊は、生まれつきの術式を持たない禪院家の者たちで構成されている。彼らはヘイの下位に位置する別働隊であり、徹底的に接近戦を鍛え込まれているが、マキは彼らを次々と打ち倒していく。
ヘイは禪院家の最強の呪術師たちで、序列は準特級以上とされる。マキは彼らも切り裂き、屋敷を暴れ回る中で長十郎と仁一を討ち取る。
池の上の橋で、ヘイの筆頭である直弥がマキと向き合う。彼はマキの力に驚きながら、彼女の中に人間らしい心があるのかと問う。マキは、自分の心は奪われてしまったのだから、ないと答える。
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