寮に戻った新田明は、すべてのベッドが空であることに気づき、生徒たちに電話がつながらないため、彼らを探しに車を走らせる。野外では、壊相が猛毒の血で紡がれた虫の羽のような極ノ番「翅王」を展開し、敵に蜂に刺されるような死を約束する。有毒な血の筋が2人の術師を追跡する中、野薔薇は自力では逃げ切れないため、悠仁が彼女を抱え上げ、呪いを見失うまで木々の間を猛スピードで駆け抜ける。壊相は追跡に恐れを見せない。野薔薇が助けてくれた悠仁に感謝した瞬間、悠仁が迂回する間に直進してきた血塗が彼らを待ち伏せし、「翅王」が背後から野薔薇をかすめる。
追いついた壊相は、自分の酸性の血は即死させるためというより、苦痛を与えるためのものだと説明する。彼が蝕爛腐術「朽」を発動させると、血が触れた傷口に花のような模様が咲き誇る。悠仁はそれが毒だと思い込むが、壊相は本当の効果は分解であり、打撃を受けた標的の肉体が崩壊していくのだと明確にする。その後、長い記憶が時代を超えて解きほぐされる。明治時代、呪霊と人間の血が混ざった子供を身ごもった女性が家族から追い出され、史上最悪の術師である加茂憲倫が管理する寺に身を寄せた。9回の妊娠は9回の堕胎に終わり、すべての記録は抹消された。その結果生まれた呪胎九相図は母親の顔を知らず、術師に対しても恨みを抱いていない。
約150年もの間、3つの呪胎は封印されたまま互いだけを仲間に存在し続け、ついに肉体を与えられた時、彼らは真人と共に立つことを選んだ。長兄の脹相は、互いのために生き、呪霊たちが思い描いた未来のために戦うよう彼らに促した。壊相は対戦相手の苦しみを終わらせると申し出るが、野薔薇は笑うだけであり、兄弟が強力であることを認めつつも、自分は彼らにとって最悪の相性だと主張する。彼女は芻霊呪法「共鳴り」を発動させて自身の腕に釘を打ち込み、その傷を壊相と血塗の両方に響かせる。自身の血が流れる中、笑みを浮かべた彼女は、彼らをチキンレースへと誘う。この章では回想で脹相と先祖の加茂憲倫が登場し、アニメの第24話につながる。
第60話「服従の起源 その6」では、死滅兄弟との戦いが一段と深まり、彼らの出自が明らかにされ、最後は釘崎野薔薇が彼ら自身の血を武器へと変える場面で幕を閉じる。
第60話で明かされるのは、明治時代に一人の女性が呪霊と人間の血を混ぜた子を身ごもり、村から追放されて加茂憲俊が運営する寺に身を寄せたという経緯だ。九度の妊娠は九度とも中絶に終わり、その結果として生まれたのが死滅胎蔵である。
第60話で江戸は、腐敗が毒ではなく分解であることを説明し、彼の血が触れた傷口には花のような痕が広がり、標的の体は打たれた箇所から崩れ去っていく。
第60話では、三つの胎蔵がおよそ一世紀半もの間、互いだけを相手に封印されていたことが語られる。そして肉を与えられた彼らは、真人に味方することを選び、長男の脹相は呪霊たちが思い描く未来のために戦うよう仲間たちを促す。
釘崎は藁人形術・共鳴を発動し、自らの手首に釘を打ち込む。その傷が江戸と結界にも響き渡ると、彼女は二人にチキンレースを挑む。
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