タルタロスが陥落した夜へと時間を戻し、赤黒血喰(ステイン)は独房を破り、途中で囚人を1人殺害し、周囲の崩壊から外部からの襲撃があったと察知する。情報を求めて司令室へと向かった彼は、データが収められた箱を抱え、然るべき人物に届けてほしいと乞う看守1人を残して全員が死亡しているのを発見する。ステインはその箱を受け取り、瀕死の看守に対して、その執念を然るべき人物へ届けると約束する。人間か獣かのどちらなのかと尋ねられたステインは、自らは獣のままでありながらも、あるべき世界の姿に奉仕するのだと答える。
オール・フォー・ワンと融合した死柄木弔が脱走する囚人たちの頭上で瓦礫を見下ろす中、ステインは海岸へと泳ぎ着き、自らの収監中に社会がいかに荒廃したかを把握する。データの価値がどうであれ、彼は看守の遺志を、自らが唯一信頼を寄せ、この全ての事態の引き金となったあの男のもとへ届けることを決意する。
雄英での緑谷出久との再会を果たした後、オールマイトは塚内直正警部に報告を行うが、塚内は殺戮者によって手がかりがもたらされたことに浮かない表情を見せる。タルタロスのシステムは外部ネットワークから遮断されていたため、このディスクだけが真実への唯一の道であり、そこに記録されていたのは機能停止の原因、すなわち内外から施設を「電波」で満たした2人のオール・フォー・ワンの存在だった。
玉川三砂は死柄木の中の面影がオール・フォー・ワンと同調して動いていたのではないかという説を提示するが、オールマイトはその繋がりは一方通行だと説明する。「ワン・フォー・オール」内にある自らの面影は現在の彼の思考に連動するものの、彼の方から面影へアクセスすることはできず、少なくとも病院で出久と直接接触して初めて可能になったという。その理屈によれば、面影の遠隔操作はオール・フォー・ワンにとっても不可能なはずだった。塚内は2人が「電波」を介して会話していたと反論し、ディスクに記録された波形を解読した結果、38日以内に体を完成させろという指示が導き出された。中央病院の分析では2ヶ月とされていたため、玉川は愕然とする。オールマイトは病院のデータがブラフとして偽装されていたのではないかと疑い、敵の言葉を真に受けるなら、死柄木の完成まではあと3日しか残されていないことになる。
国際連合では、各国の首脳陣がオールマイトから直接届いた要請について協議していた。時期的に不可能と思われ、自国のヒーローを不在にすることを恐れる者も多く、ある代表は世界中に広がる不安の根源はオール・フォー・ワンの暗躍にあると批難する。サラームやビッグ・レッド・ドットをはじめとする海外のヒーローたちはそれでも赴くと主張する。ある代表が自国のヒーローはすでに出発したと指摘する中、アメリカのNo.1ヒーローであるキャスリーン・ベイトが、師と仰ぐ男を助けるべく日本へと向かって飛び立っていた。
ステインのディスクはタルタロス襲撃の記録であり、2人の敵が施設内に満たした「電波」を捉えていたことが判明する。
それらの波形を解読することで2人のオール・フォー・ワン間のやり取りが明らかになり、肉体完成の期限が38日後に設定されていたことが判明、ヒーロー側の1ヶ月の猶予はわずか3日へと縮小する。
オールマイトは、面影は宿主が送り返すことなく宿主の思考を読み取ることができると説明する。彼自身も出久との身体的接触によってのみその伝路が開かれたため、同様の非対称性がオール・フォー・ワンを制約していると推測する。
各国の首脳が即時支援の要請について議論し、海外の動揺も日本の状況と酷似していることが露呈する。スターアンドストライプは投票を待たずに日本へと出発する。
スターアンドストライプが本作で初登場する。本話は「ダークヒーロー編」の一部として単行本第33巻に収録された全15ページで、2021年10月4日発売の44号に掲載され、アニメ第138話で映像化された。
サラームとビッグ・レッド・ドットは、劇場版オリジナルキャラクターとして本編の誌面に自身の名前で登場した最も早い例となった。厳密にはナインが第222話の時点で名無しのカメオ出演として先んじている。
タルタロス、中央病院、国連本部が舞台として登場し、「オール・フォー・ワン」と「電波」が描写される「個性」となっている。堀越耕平の著者コメントでは、浴室にお酢を持ち込んで長年蓄積した汚れを撃破したエピソードが語られている。
第328話では、崩壊するタルタロス刑務所からのステインの脱獄、ステインが回収したデータディスクをオールマイトが解読してヴィラン側の真の決戦期日を突き止める様子、そしてヒーローのスターアンドストライプが要請の採決を待たずにアメリカから日本へ向けて出発する姿が描かれます。
第328話で、解読されたデータディスクにより、オール・フォー・ワンと死柄木弔が死柄木の肉体を完成させる期限を38日間に設定していたことが判明し、ヒーロー側が想定していた1ヶ月の猶予はわずか3日に短縮される。
第328話で登場するスターアンドストライプは、キャスリーン・ベイトと呼ばれるアメリカのトップヒーローであり、自身が師と呼ぶオールマイトを助けるために日本へと飛び立ちます。
第328話で、ステインは刑務所の崩壊に乗じて独房から脱出し、途中で囚人を殺害し、制御室で瀕死の警備員から息絶える前にデータの入ったボックスを受け取り、それを後にオールマイトへ届けます。
第328話において、世界各国の首脳陣は日本からの援助要請について議論し、自国の防衛がおろそかになることを懸念して難色を示します。一方で、サラームやビッグ・レッド・ドットといった海外のヒーローたちは、採決の結果に関わらず救援に向かう意思を示します。
第328話についてもっと知りたいですか?Fandomのドラゴンボールウィキにコミュニティノート付きの専用ページがあります。
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