なるは優雅な三条院正人に深く惹かれるが、彼がいかなる犠牲を払ってでも「幻の銀水晶」を追うダーク・キングダムのネフライトであるという真相には気づいていない。第1期の本作では、親友を救おうと苦悩するうさぎの姿を描くと同時に、少女の献身が自身を利用していた幹部そのものの心を解きほぐし始める過程が描かれる。
なるは、ダーク・キングダムの幹部ネフライトの人間としての仮の姿である三条院正人に夢中になっており、追い詰められた敵が親友の感情を利用して武器に変えていく様子を、うさぎはただ見守ることしかできない。
相次ぐ失敗によりクイン・ベリルから追い詰められたネフライトは、黒水晶を生み出して「幻の銀水晶」の場所を突き止めるために自らの星々をうつすコンパスを差し出し、水晶の中になるの姿が浮かび上がる。好機と見たゾイサイトはクンツァイトに相談し、ライバルであるネフライトを追跡して抹殺すべく妖魔を送り込む。亜美やレイから三条院の正体を暴くよう促されたうさぎは決心が鈍り、元基や衛に相談する。衛は、本当の友人なら苦痛を伴う真実を教えるべきだと主張する。
うさぎの拙い警告は、結果としてなるを深夜の待ち合わせへと向かわせるだけだった。そこでネフライトは危険な追手から逃げなければならないと語り、母親が店の金庫に保管している銀色の宝石を持ち出すよう説得する。盗み出した宝石が普通の代物だと判明すると、黒水晶は代わりになる自身に反応を示す。セーラームーンが到着して幹部の正体を暴くが、なるはそれを信じようとせず、彼をかばうためにムーン・ティアラ・アクションの前に身を投げ出す。愛のために死をも持さない彼女の覚悟に、ネフライトは黒水晶が人を思いやる心に反応することを理解する。ゾイサイトの妖魔が攻撃を仕掛けると、彼はなるを守るために妖魔を吹き飛ばし、セーラームーンがその怪物を撃破すると、役に立たない水晶を返して立ち去るのだった。
第1期の第23話にあたる本作は、柳川茂が脚本を手掛け、小坂春女が演出を担当し、1992年8月22日に日本で放送された。DiC英語版吹き替えでは、1995年10月5日にMolly's Follyとして放映された。本話は黒水晶の初登場回であり、妖魔ヤシャが登場する。
ストーリー中では、シリーズ初となる2つの出来事が描かれる。一つは途中で阻止されたムーン・ティアラ・アクション、もう一つは人間がセーラー戦士の攻撃から敵を身を呈して守る場面である。また、ネフライトが「スターライト・アタック」という固有の技を使用する点も異色であり、通常このような技名はセーラー戦士やその日の妖魔専用となっている。
『流れ星に願いを! なるちゃんの初恋』において、大阪なるは三条院正人に恋をするが、彼がダーク・キングダムの幹部ネフライトであることには気づいていなかった。セーラームーンが彼の正体を暴いたときもなるは信じることを拒み、彼を守るためにムーン・ティアラ・アクションの前に身を投げ出した。
三条院正人は、ダーク・キングダムの幹部であるネフライトが人間界で使っていた仮の姿であり、「幻の銀水晶」を密かに捜索しながら大阪なるに接近していた。
黒水晶とは、ネフライトが「幻の銀水晶」の居場所を突き止めるために自らの星盤を犠牲にして精錬した宝石である。しかし、この水晶は銀水晶ではなく、なるの彼に対する純粋な想いに反応することになる。
なるがセーラームーンのムーン・ティアラ・アクションからネフライトを庇い、彼のために命を捧げる覚悟を見せたことで、ネフライトは黒水晶が人を想う心に反応することを悟る。それにより、彼はなるを利用する代わりに、彼女を守るためにゾイサイトの妖魔を撃破した。
『星に願いを!なるの初恋』は、第1シーズンの第23話として1992年8月22日に日本で初放送されました。その後、DiC社による英語吹き替え版で『Molly's Folly』のタイトルが付けられ、1995年10月5日に全米で放送されました。
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