
「無限界」は第80話にあたり、二次選考のチームレッドとチームホワイトの対戦を3対3の同点から引き継ぐ。両チームが疲労困憊となる中、時光の底なしのスタミナが守備をこじ開け、凛はフリーキックを決めて再びリードを奪う。
第四ステージの試合は膠着状態が続く。潔は蟻生にマークされている凪へパスを出すが、返されたところを凛に突かれてボールを奪われる。千切がそのこぼれ球へスライディングで飛び込み、凛からボールを守る。潔が膝の具合を尋ねると、千切はスタミナ切れだと軽く受け流し、凛のことを気にしろと告げ、負けたら承知しないと半分脅すように言う。潔は全員がガス欠寸前であることに気づき、それがパス回しや動きに歪みをもたらし始めると予感する。
蟻生のスローインから、凛と時光は素早いワンツーで中央を突破する。潔は時光のスタミナに底が見えないと悟る。ゴールへ迫る時光に馬狼と千切が同時に襲いかかり、どちらもイエローカードを受ける。馬狼は背後からのタックル、千切は無謀なスライディングによるもので、二人ともその判定に抗議する。
ゴールから25メートルの位置でフリーキックの構えに入った凛に対し、潔と千切が二人の壁を作る。凛は潔の頭上をわずかに越えるコースへ、スピンをかけてゴール後方に落ちる軌道で蹴り込み、得点を決める。潔がパスに備えて反応が遅れたことをからかいながらだ。ぶつかり合う二人を見つめながら、蜂楽はどちらもエゴに突き動かされていることを見抜き、自分自身がこの競技を愛する理由とは何かを問い始める。
ほぼ全員が高強度のプレーを続けた疲労で消耗しきっている。凛と時光がワンツーで連携し、時光は尽きないスタミナで中央を強引に突破する。馬狼と千切による二重のファウルはチームレッドにセットプレーの機会を与え、二人ともイエローカードを受ける。凛はその後、正確で速いフリーキックを沈めて同点を崩す。
第80話で糸師凛は25メートルの距離から高速かつ精密なフリーキックを決め、潔の頭上をかすめるようにゴールへ曲げて沈める。このゴールでチームレッドは第4戦を4対3とリードする。
第80話で馬狼照英と千切豹馬は同時に時光青志へ飛び込み、二重のファウルを犯す。馬狼は後ろからのタックルで、千切は無謀なスライディングでそれぞれ警告を受け、チームレッドに危険なフリーキックを与えてしまう。
「無限界(ノーリミット)」は第80話の日本語タイトルである。試合終盤にも中央を突破し続ける、時光青志の尽きることのないスタミナを表している。
第80話でフリーキックをめぐって糸師凛と潔世一がぶつかり合う様子を見た蜂楽廻は、二人とも自分のエゴに突き動かされていることに気づく。この瞬間、蜂楽は自分がサッカーを愛する理由そのものを問い直し始める。
第80話は日本で2020年4月8日に発表され、英語版は2021年12月21日に公開された。10巻の4話目にあたり、アニメ第21話で映像化されている。
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