
クリストファー・サバットは、ベジータ、ピッコロ、ヤムチャをはじめドラゴンボールの数十のキャラクターの英語版の声を演じ、連載の大半でファニメーション版『ドラゴンボールZ』の音響監督を務めた。
ショーン・シェメルが悟空の声なら、クリストファー・サバットはほぼそれ以外全員の声だ。サバットのドラゴンボール初役はヤムチャで、そこを足がかりに彼はキャラクターの一大星座へと広がっていった。ベジータの誇り高い嘲り、ピッコロのしわがれ声、ザーボン、レコーム、バータ、ジース、サルザ、神龍の轟く願いの叶え手、神様、カリン、ミスター・ポポ、ピッコロ大魔王、孫悟飯じいさん、牛魔王、そして超一星龍。彼はベジットとゴジータの合体音声をシェメルと分け合っており、つまりファニメーション版のフュージョンの場面はほぼサバットが一人二役で会話していることになる。
ブースの外では、サバットは『ドラゴンボールZ』の音響監督を引き受け、『たったひとりの最終決戦』『未来へ…悟飯とトランクス』『激突!!100億パワーの戦士たち』『とびっきりの最強対最強』といった映画の声の演出を統括した。彼は脚本を翻案し、収録を取り仕切り、英語圏の一世代がこの作品をどう聴くかを形づくった。
サバットはタフな男たちを射止めることが多い。ドラゴンボール以外の出演作は、彼が名を馳せた役柄そのものに傾いている。『ワンピース』のロロノア・ゾロ、『鋼の錬金術師』のアレックス・ルイ・アームストロング、『幽☆遊☆白書』の桑原和真、『フェアリーテイル』のエルフマン・ストラウス、『フルーツバスケット』の草摩綾女、そしてもっとも目立つのが『僕のヒーローアカデミア』のオールマイトで、その轟く黄金期の英雄の声には彼のベジータの明確な残響が宿る。2004年には、ゲーム向けのインタラクティブな声の演出、音楽、サウンドデザインを専門とする音声制作会社オクラトロン5000をテキサス州リチャードソンに設立した。
彼はバンダイナムコが出したほぼすべてのドラゴンボールのゲームに出演しており、初代『武道会』から『スパーキング!メテオ』、『レイジングブラスト』、『ゼノバース』1と2、そしてその先まで、ほぼ常に1作あたり半ダース以上のキャラクターを演じている。サバットは、個人的に一番好きなキャラクターは未来のトランクスだが、一番好きな役はベジータだと語っている。

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