渋谷の上空で、虎杖、東堂、真人の決定的闘争が街を切り裂く。真人は虎杖を殺すことに集中するため、東堂を排除しようと執拗に攻撃を繰り返すが失敗に終わる。東堂が少しも退かない中、真人は以前の五条との戦いを思い出し、わずか0.2秒間だけの瞬間的な領域展開という賭けに出る。
互いを呪い合う最後のチャンスだと宣言した真人に対し、東堂は三者の位置を入れ替え、真人を掴んで真っ逆さまに舗装路へ叩きつける。虎杖の追撃の蹴りは真人が自らの首を切り離したために空を切り、その首無し胴体から二つの目と刃が生え、一方で首は新たな胴体を生やして「多重魂」を放つ。さらに真人は、拒絶反応の微弱な魂たちを混ぜ合わせ「幾魂異性体」という強力な改造人間を作り出す。東堂は、肉体が力の大部分を担っていても、「無為転変」を使用したのが頭部であることから、真人の本体は頭部にあると推論し、「不義遊戯」で優位を保ち続ける。異性体を先に破壊しようとした東堂だったが、巨大な一撃でオフィスのフロアを突き破り反対側まで吹き飛ばされる。しかし、彼はすぐに体勢を立て直す。
東堂は石に呪力を込めて異性体の背後へ入れ替わり、一撃でそれを倒す。彼は、その爆発的な力が真人が同時に多くの魂を燃やしたことによるものだと推測する。彼らの赦しを乞うた後、東堂は残る二体の異性体も片付ける。「不義遊戯」から解放された真人は、より凶悪な「撥」で虎杖を襲うが、虎杖はそれをかわしてドロップキックを放つ。しかし、真人は虎杖の足を掴み地面に叩きつける。砂埃が晴れると、真人は東堂が再び虎杖の傍に戻っているのを見て苛立つ。接触なしに東堂を無為転変できず、領域を展開すれば宿儺に罰せられると警戒した真人は、結界から虎杖だけを排除するのは複雑すぎると判断し、代わりに五条との戦いへと意識を向ける。二人の呪術師を驚愕させつつ、彼は「自閉円頓裹」を発動し、わずか0.2秒間という生死を分ける結界に戦いの全てを賭ける。
第129話「渋谷事変 その46」では、三つ巴の乱闘が渋谷の街に広がり、真人は東堂葵を排除して虎杖悠仁を狙おうと力を振り絞る。融合した魂による攻撃が失敗に終わると、呪霊は五条悟の手口を真似て、わずか0.2秒間だけ持続する領域展開で一か八かの賭けに出る。
多形性魂異性体とは、第129話で真人が用いる術式であり、排斥力の弱い魂同士を結び合わせて一つの強大な変貌人間に仕立てる技である。東堂は、その爆発的な威力が真人が多数の魂を一度に燃やしたことによるものだと見抜き、一撃でこれを破壊する。
真人が頭部を吐き出し、そこから新たな肉体が生えてくる場面で、東堂は、力の大半を担っているのは肉体だが、本物の真人はアイドリング変身を行使していたのが頭部だったことから、本体は頭部にあるのだと推理する。
接触なしには東堂を変貌させられず、さらに領域展開の試みに対して宿儺が報復すると恐れた真人は、結界で虎杖を孤立させるのはあまりにも複雑だと判断し、代わりに自らを完全なる存在へと具現化する術式を、死活を賭けたわずか0.2秒間の結界として発動する。
第129話はアニメ第45話に相当し、週刊少年ジャンプ2020年49号にて掲載された。ここでは、真人の多形性魂異性体と、瞬間的な領域展開という一手が登場する。
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