東京校側はついに京都校が仕掛けた罠を読み取る。伏黒と真希は引き返し、虎杖の周囲に陣取り、彼の命を狙ったライバルたちを呼び出す。少し離れた場所では、葵がこの新人がどこまで高く昇れるかを見極め、彼をより高い次元へと引き上げることを誓う。
加茂や三輪との戦闘を前にしてさえ、東京校はすでに京都校側の異変を感じ取っていた。その兆候は二つあった。京都校のすべての戦闘員が虎杖の周囲を回り続けていること、そして伏黒の玉犬が彼らの近くで2級呪霊の気配を全く察知しなかったことだ。そこから伏黒は、明らかな標的が虎杖であることを導き出し、その結論に苛立ちを覚えた。パンダは、楽巌寺がまさにそのような命令を下すタイプの学長であると指摘した。なぜなら、京都のよそ者にとって宿儺の器はただ恐ろしい存在であり、他の呪いと同様に祓われるべきものとしか認識されないからだ。そこで真希は伏黒とともに虎杖の元へ向かい、パンダと釘崎もそれに続いた。そして渋々ながらも狗巻は2級呪霊を追いかけ、イベントを早く終わらせることに同意した。
現実の時間に戻り、鵺の帯電した翼が西宮を空中から叩き落とし、その時初めて釘崎とパンダが彼女に詰め寄る。一方、加茂は暗殺の考えを否定しないまま、それが無意味であると主張するが、伏黒は御三家には虎杖を排除する十分な動機があると反論する。虎杖対葵の戦いは続いており、虎杖は打たれ強さと鋭い状況判断力を見せ、木々を利用して一瞬の優位を掴む。彼の先見性と常識外れの力は葵の尊敬を集めるが、逕庭拳についてはこの3年生を感心させるには至らなかった。
葵はそのパンチの駄目な点について怒りを爆発させる。その声は真希が三輪と交戦している最中にも聞こえるほど大きく、真希は葵だけが虎杖を生かしているのだと理解する。三輪は虎杖を狙ったことを謝罪するが、その罪悪感が勝利を追求することを妨げるわけではないと認める。彼女は苦しい家計を支えるための昇給と昇進のために、先輩呪術師からの評価を切望しているのだ。その素直さに拍子抜けした真希は、この子がどうやって真依と付き合っているのかと声に出して不思議がるが、それでも全力で戦うことを約束する。葵は、逕庭拳に満足したままでは弱者のままであり、二人の関係も終わると虎杖に警告する。弱さを拒絶した虎杖はその挑戦を受け入れ、上級生を喜ばせる。呪術高専東京校を舞台に、この話では呪霊討伐レースと虎杖対東堂葵の決闘が進行し、2018年の第51号に掲載された。
京都友好編の第三部であるチームバトル篇に当たる第36話では、東京の生徒たちが虎杖を狙う陰謀を解読し、彼を守るために急行する一方で、東堂葵は新人の伸びしろの大きさに気づき、彼をさらに高みへと導くことを決意する。
第36話における手がかりは二つあった。京都勢の全員が虎杖の周囲を旋回していた一方で、伏黒恵の神鈴犬は周辺に特級の呪力を感知しなかったため、伏黒は自明の標的が虎杖であると見抜いたのだ。
第36話において、粕谷は虎杖を狙ったことについて謝罪しつつも、上級の呪術師たちから注目され、昇進と給与の増額によって困窮する家庭を支えたいという思いから、その罪悪感が勝利への執念を阻むことはないと告白した。
第36話において、東堂葵は、多極拳法に満足して安住している限り、虎杖は弱者として烙印を押され、二人の絆も破滅すると忠告した。弱さを拒む虎杖はその挑戦を受け入れ、先輩の心意気に喜びを示した。
第36話において、パンダはこう指摘した。京都の部外者にとって宿儺の憑物はただ恐ろしい存在、他と同じく祓われるべき呪いにすぎず、そのため学園長は彼の死を命じかねない人物なのだ、と。
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