使用者は黒い霧を発生させて操作する。接触するだけで発動し、霧に触れたものは近くの別の地点へと転送される。黒霧は蒸気のような霧を自身の周りに纏わせて下の実体を隠し、自身の体から物体を出入りさせることもできた。ゲートが開いている途中で閉じると通過中の物体が切断されるため、惨劇を引き起こす危険性も孕んでいる。
空間の指定方式が最大の弱点となっている。目的地は人物ではなく座標で設定されるため、使用者は出口を開く正確な位置を把握していなければならない。視界内であれば容易だが、視界外の場所は座標の把握が必須であり、居場所が不明な仲間には到達できない。また、首元を固められて霧を発生させられない構造が黒霧の物理的な弱点であり、そこを狙われると拘束されてしまう。身体的負担も要因となった。脳無としての洗脳を振り切りヒーローたちを再集結させるため富士山へ転送した後、彼の身体は崩壊し始め、死柄木弔を守ろうと最後に開いた1つのゲートは爆豪勝己の「爆破」によって吹き飛ばされ、彼は死亡した。
黒霧は敵<ヴィラン>連合の輸送ネットワークそのものとして機能した。この「個性」により、彼らはUSJ(ウソの災害や事故もおこせる模擬派遣施設)へ何のお咎めもなく侵入し、一瞬で保須市や「魔獣の森」へ移動し、神野区事件の際には鮮やかに姿を消すことができた。彼が警察に拘束されると、組織はその痛手を即座に痛感し、殻木球大が製作した脳無「ジョニー」による遥かに制限された転送に頼ることを余儀なくされた。
後に物間寧人が最終決戦にて「コピー」でこの能力を奪い、敵側に対して牙を剥いた。彼はオール・フォー・ワンに気づかれることなくヒーローたちを戦場へと送り込み、敵戦力を分断して日本各地の個別の戦いへと分散させるためにゲートを利用した。
黒霧(クロギリ)は、黒いモヤとして広がる"個性"「ワープゲート」を持つヴィランであり、敵<ヴィラン>連合の移動手段全般を担いました。
元々は黒霧が「ワープゲート」を所持していましたが、後に物間寧人が最終決戦中に自身の“個性”「コピー」でそれをコピーし、一時的に使用可能となりました。
黒霧のベースとなった人物である白雲朧の面影や意識が、彼の中で表面化することがあります。元の意思が前面に押し出されると、彼の『ワープゲート』によるモヤの色が紫黒色から淡い青色へと変化します。
「ワープゲート」は遺伝によって継承されたものではなく、元となる個性「白雲」の上に複数の能力を重ね合わせて製造されたものであり、作中で初めて登場した人工個性です。
黒霧の首元はモヤを発生させることができず実体としての弱点となっているほか、視界外の目的地へ開くには正確な座標が必要なため、居場所が分からない人物のもとへはワープできません。
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