虫神とキリサキを前に、ガロウはタレオを背にして立ち塞がる。キリサキは自分たちがギョロギョロの命でガロウを監視しに来たことを明かし、ガロウが本当に怪人なのか懐疑的であることを認める。ガロウが煽ると、キリサキはタレオを殺せと命じ、虫神は怪人になるには人間性を捨て去る必要があると説明し、キリサキもサイタマに敗れた時点で失格かもしれないと付け加える。ガロウはタレオに逃げろと告げるが、怯えた少年は足がすくんで動けず、ガロウはその手からヒーロー名鑑を奪い取り「強くなれ」と叱りつける。キリサキがタレオに斬りかかるとガロウが割り込み、キリサキの刃を掴んでその腹部に蹴りを叩き込む。吹き飛ばされたキリサキは刃を地面に刺して体制を整え、自らの腕を傷つけながらも再生させる。ガロウが再度逃げろと叫ぶとタレオは走り出し、キリサキはガロウを敵と認定する。
怪人協会のアジトでは、ビーズクッションの上で瞑想するギョロギョロのもとへフェニックス男が現れ、なぜ暴走しかねない2体をガロウの監視に向かわせたのか、殺してしまうのではないかと問う。ギョロギョロはガロウを成長させるには限界まで追い詰める必要があると反論する。真意を問われたギョロギョロはオロチの生い立ちに触れ、怪人王オロチも元は一人の人間に過ぎず、自身の実験と犠牲によってその地位まで引き上げられたことを明かし、フェニックス男を驚愕させる。ギョロギョロはガロウも同じプロセスを経て第二のオロチになり得ると考えており、もしガロウが死んでも別の実験体を探せばよいとしつつ、キリサキが殺してしまわないよう虫神に釘を刺してあると述べる。
屋上からゾンビマンは、進化の家の隠れ家と目されるたこ焼き屋を監視していた。店内に入ると、客と勘違いしたアーマードゴリラから進化の家はすでに崩壊したと聞かされる。奥に進むとジーナス博士がおり、脱走して研究所を壊滅させた不死身の実験体であるゾンビマンを懐かしそうに迎える。ゾンビマンは斧を突きつけ、ジーナスが生きている限り復活しかねないと進化の家の崩壊理由を問いただす。ジーナスはサイタマとの出会いを語り、そのヒーローが自らのリミッターを解除したことで人工的な創造物を遥かに凌駕し、自分の研究を打ち砕いたのだと語る。あらゆる生物には無秩序な怪人化を防ぐための限界(リミッター)が神によって設定されていると説明する。サイタマの力に代償があったのか問われると、ジーナスは頭髪を失い社会から孤立したと認める。ゾンビマンが怪人化せずに圧倒的な力を振るう者こそがヒーローだと主張すると、ジーナスは怪人とヒーローの違いを解説する。怪人は内面的・外的な要因で変貌するのに対し、ヒーローは努力や強化によって先天的才能を開花させる。深海族や暗黒物質(ダークマター)のような異種族も存在するが、通常のヒーローは資質を持って生まれてくる。しかしサイタマだけは例外であり、何の才能もない素朴な人間でありながら純粋な執念のみでその高みに到達したのだという。野望を捨てたたこ焼き屋の店主として、無限に生えるタコ足で商売をしているのだと明かす。
再び戦闘が激化し、ガロウは虫神の胴体にパンチを叩き込むが自分の拳を痛めるにとどまる。キリサキの猛烈な斬撃をガロウは回避・受け流し、背後から迫る虫神はキリサキの弾かれた刃で阻止される。虫神はガロウを地面に叩きつけ高圧電流のケーブルへと投げつける。跳ね起きたガロウと両怪人が激突し三者拮抗の構図となる。ガロウは相手の手の内は見切ったと余裕を見せるが、ヘドロクラゲがタレオを捕らえたことを知り一瞬集中を切らしてしまう。その隙を突かれ、キリサキの斬撃が背中を裂き、虫神の打撃が腹部を砕き、ガロウは血の海に倒れ伏す。虫神はガロウを生かしておくよう制止し、キリサキは悪態をつきつつも手を引くが、タレオに不気味な笑みを向け最高のお友達になろうと約束するのだった。
ガロウはタレオを守りながら虫神およびキリサキと激闘を繰り広げるが、一度は逃げたタレオが後にヘドロクラゲに捕らわれてしまう。ギョロギョロはフェニックス男に対し、オロチも元は人間であり自分が怪人王へと仕立て上げたこと、ガロウも同様に育て上げる意図があることを明かす。ゾンビマンはジーナス博士と対峙し、ジーナスはリミッターの概念と、サイタマが髪の毛と社会的つながりを代償に自らのリミッターを解除して絶大な力を得た経緯を語る。再開した戦闘でガロウは重傷を負うが、虫神の指示により生存させられる。
第89話でジーナス博士は、リミッターとはあらゆる生物が理性を失った怪人へと変貌するのを防ぐために備わっている制限機構であると説明し、神によって設けられた制御装置と呼んでいる。
ジーナス博士はゾンビマンに対し、外部の要因がサイタマのリミッターを外したわけではないと語ります。サイタマは並々ならぬ努力によって自らリミッターを取り払ったのであり、その代償として髪の毛を失い、社会から孤立することとなりました。
ジーナス博士は、あらゆる生物には生まれつき限界(リミッター)が存在すると説明した上で、サイタマはそのリミッターを取り払ったと主張しており、そのためサイタマの強さは常識の枠を超えていると考えています。
第89話にて、タレオはガロウから2度目に逃走を命じられたことでようやく逃げ出しますが、その後ヘドロクラゲに捕らえられてしまいます。
ゾンビマンはアーマードゴリラが営むたこ焼き屋でジーナス博士と対峙し、なぜ進化の家が壊滅したのか詰問します。
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