ハンジはイェーガー派の捜索兵を射殺してキャンプへ戻る。そこにはアッカーマンの血ゆえに雷槍の爆発を生き延びたものの、意識を失ったリヴァイが横たわっていた。エレンによる始祖の巨人の演説がすべてのユミルの民に届く中、リヴァイは目を覚まし、ジークの死への覚悟を見誤ったことに激怒する。リヴァイを運ぶためのソリを作ったハンジは、やがてピーク・フィンガーとテオ・マガトに遭遇し、思いもよらぬ提案をする。始祖の巨人を止めることは単独では不可能であるため、力を合わせて立ち向かおうというのだ。マガトは警戒しつつも耳を傾けることに同意する。
ラガコ村で、コニーはファルコをかつて母親だった巨人のもとへ連れて行き、少年を喰わせて母親を人間に戻そうと企てる。ガビが、ファルコが今や顎の巨人を宿しているという真実を叫ぶ中、アルミンとガビが馬で到着する。コニーはファルコの首元にナイフを突きつけて母親の口へと登るが、アルミンは巨人のあごの上に立体機動のアンカーを刺し、コニーが友人を死なせるはずがないと賭けて自らを捧げようとする。賭けは成功する。コニーはアルミンを引っ張り上げ、自分の母親は子供を殺すような兵士を望んではいなかったと認め、母親が誇りに思えるような人間になると再び誓う。
シガンシナ区では、ミカサが自身を崇拝していた負傷中のルイゼからマフラーを取り戻し、フロックが歓喜する群衆に向けてエルディア人の迫害の終わりを宣言する。かつての同期たちの隣でパイを貪り喰っているところを発見されたアニは、置き手紙を残してヒッチのもとから姿を消す。本部ビルの屋上では、フロックがイェーガー派としてイェレナとオニャンコポンを処刑しようとし、ジャンもイェーガー派側に就いているように見えた。しかしジャンが合図として地面に4発の銃声を発すると、ピークの車力の巨人が群衆をかき分けて出現し、ジャン、イェレナ、オニャンコポンを呑み込んで連れ去る。ミカサたちのグループは物資を積んだ馬車で脱出し、その様子を窓から見つめる人物がいた(後にキース・シャーディスと判明する)。再集結した異色の同盟の面々は、アニの蹴りでライナーを起こし、コニーは動揺する戦士に対し、かつての敵が共に立ち上がり世界を救うために向かうのだと告げ、ライナーの協力が必要であると伝える。
屋上でのフロックの演説は、ジークの安楽死計画を支援するというイェレナの真の目的と、エルディアを通じて故郷を救うというオニャンコポンの動機を浮き彫りにする。許してはくれない骨というジャンの含みのある言葉は、彼がイェーガー派の未来を捨てる理由としてマルコ・ボットの存在を想起させる。窓辺でのキース・シャーディスの無言の登場は、後の彼の役割の伏線となっている。
この話のフルカラー版は日本国内で『進撃の巨人 Full Color Edition』第2巻に収録され、米国では『The Best of Attack on Titan: In Color』第1巻を通じて読者に届けられた。単行本第31巻を締めくくるエピソードであり、パラディ島決戦編の中で『夕焼け』と『終末の夜』の間に位置する。
『進撃の巨人』第126話『プライド』では、ジーク・イェーガーおよびイェーガー派に対抗するため調査兵団とマーレ軍が結束を始め、各地で主要な仲間たちの救出が行われる。ハンジとリヴァイはテオ・マガトおよびピーク・フィンガーと合流し、コニー・スプリンガーはラガコ村で復讐ではなく慈悲を選び、ピークの「車力の巨人」はシガンシナ区での処刑直前にジャン、イェレナ、オニャンコポンを救出する。
「プライド」において、ハンジ・ゾエがテオ・マガトやピーク・フィンガーと同盟を提案するのは、ジーク・イェーガーの「始祖の巨人」と迫り来る「地鳴らし」を止めることが、調査兵団やマーレの戦士の単独の力では対処しきれないためです。マガトは警戒しつつも、少なくともハンジの話を聞くことには同意します。
コニー・スプリンガーがファルコ・グライスを巨人化した母親に喰わせようとした際、アルミン・アルレルトが母親の口の上に身を躍らせ、代わりに自分の命を差し出すことでコニーの行動を阻止した。アルミンは「コニーが仲間を見殺しにしない」ことに賭けており、その賭けに勝ったコニーはアルミンを引き上げて救出した。コニーは、自身の母親が子供を殺すような兵士になることを決して望まないだろうと認めた。
フロック・フォルスターがイェレナとオニャンコポンを処刑しようとしたまさにその瞬間、ジャン・キルシュタインが合図として密かに地面へ4発の銃弾を撃ち込み、それに合わせてピーク・フィンガーの「車力の巨人」が群衆を割って出現します。車力の巨人はジャン、イェレナ、オニャンコポンを口に含み、安全な場所へと連れ去ります。
「矜持」において、シガンシナ区の混乱のさなか、ミカサ・アッカーマンは自身に憧れていたイェーガー派の負傷兵ルイーゼから赤いマフラーを取り戻す。この場面は、エルディア人の迫害の終わりと称するフロック・フォルスターの大衆に向けた祝福と並行して展開される。
矜持についてもっと知りたいですか?Fandomの『進撃の巨人』ウィキにコミュニティノート付きの専用ページがあります。
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