決闘は、落下しながらエレンが鎧の巨人の顔面に拳を叩き込み、ライナーの頭部を壁に叩きつけることで始まる。頭上から見つめるミカサは、両裏切り者の首を刎ねる絶好の機会があったにもかかわらず躊躇した自分を責め、その好機が二度と訪れないことを悟る。壁の上では、ベルトルトの超大型巨人が城壁に大きな手をなぎ払い、その縁を砕いて兵士たちを散らす。彼は気絶したユミルを別の兵士とともに掴み上げ、二人まとめて口の中に放り込み、コニー、ハンジ、ヒストリア、アルミンを戦慄させる。
ハンジは超大型巨人のうなじへの連携攻撃を命じ、各班はその緩慢な払いのけを容易にかわすが、体内から突如噴出した熱い蒸気が彼らを吹き飛ばし、数人の兵士に火傷を負わせる。アルミンはその防御の本質を見抜く。熱せられずに接近することは不可能なのだ。ハンジは蒸気が尽きた瞬間を狙って攻撃できるよう三つの班を待機させ、残りを率いて下の戦いへと向かう。離れた場所では、コニーとヒストリアが負傷者の手当をする。ヒストリアはユミルを救う手立てはないかと乞うが、真相を未だ知らないコニーは、仲間たちが立体機動装置を失って取り残されていると信じ、ライナーとベルトルトの助けを求める。
下方では、エレンが手や頭蓋骨の一部を再生させながら、打ち砕かれて地上に横たわっている。その小休止は苦い記憶で満たされる。彼は対人格闘の訓練でライナーが一度も本気で戦っていなかったことに気づき、二人がいかに徹底的に全員の信頼を勝ち取っていたか、そして自分がかつてライナーの強さにどれほど憧れていたかを思い出す。正義感に満ちていたその顔の記憶は、今や彼に吐き気を催させる。ウォール・マリアの陥落と彼らの裏切りを重ね合わせ、エレンは彼らを人類が知る中で最大の苦痛の元凶だと断じる。ミカサは、女型の巨人の硬化に対しても無力だった自分の刃が、全身を硬化した身体にはいっそう通用しないと痛感し、エレンの攻撃も同様に無駄に見えることを重々しく察する。再生を果たしたエレンは立ち上がり、ライナーの顔面に烈しい拳を叩き込むが、鎧の巨人の返しの一撃によって自身の頭部の半分を吹き飛ばされてしまう。
『鎧の巨人』は単行本第11巻の冒頭を飾る通算第43話であり、日本では2013年3月9日、英語版は2014年1月28日に刊行された。本作は「巨人の襲来編」に属し、その出来事はアニメの『戦士』および『打・投・極』の各エピソードでアニメ化されている。
この回では、全身の鎧と高圧蒸気という両敵巨人の防御の策略が示され、以降の回の戦術を方向付けることになる。本作は『戦士』の後に続き、エレンが鎧への解答を見出す『打・投・極』の直前に位置する。
鎧の巨人の正体はライナー・ブラウンであり、裏切り者としての正体が発覚した後、本話では彼の巨人とエレンの巨人による直接対決が幕を開けます。
いいえ、エレンは鎧の巨人ではありません。この話では、エレンの巨人がウォール・ローゼ上およびその周辺でライナー・ブラウンの鎧の巨人と直接戦います。
ベルトルトの超大型巨人はユミルともう1人の兵士を丸呑みにし、猛烈な高熱蒸気を噴出させて接近する調査兵団を吹き飛ばし、数人の兵士に火傷を負わせます。
ハンジは、超大型巨人の防御的な蒸気放出が途絶えた瞬間を狙ってうなじを攻撃できるよう、3つの班を待機させています。
エレンは、共に受けた対人格闘訓練の中でライナーが一度も本気で戦っていなかったことを思い出し、ウォール・マリア陥落で果たした役割を踏まえて、ライナーとベルトルトを人類に最大の苦しみをもたらした元凶だと判断します。
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