
新世紀に向けて『エヴァンゲリオン』を再始動させた金字塔。テレビシリーズの第1話から第6話までを最新の劇場クオリティと3DCGで再構築し、NERVに徴用された碇シンジの葛藤からヤシマ作戦における長距離狙撃戦までを描く。ラストでは月光の下に佇む渚カヲルが登場し、新たな物語の始まりを提示する。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』は全4部作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の第1作であり、2007年9月1日に日本で劇場公開された。原作・脚本・総監督を庵野秀明、監督を鶴巻和哉と摩砂雪が務め、アニメーション制作はスタジオカラー、音楽は鷺巣詩郎が手掛けた。エンディングテーマには宇多田ヒカルの「Beautiful World」が使用された。
本作はオリジナル版テレビシリーズの第1話から第6話までをベースにしており、続編群に比べてキャラクター描写や画コンテレベルでテレビ版を忠実に再構築している。最も顕著な変更点は技術面にあり、第3新東京市の都市景観や第5・第6使徒の演出にデジタルCGが全面的に導入された。設定面での変更点として、シンジがリリスと対面する場所がテレビ版のターミナルドグマからセントラルドグマへと変更されている。
長年疎遠だった父からの呼び出しを受け、碇シンジが第3新東京市を訪れたまさにその時、巨大な脅威である第4使徒が街を襲撃する。葛城ミサトの手によって特務機関NERVへと連れて来られたシンジは、父・碇ゲンドウから人型決戦兵器エヴァンゲリオン初号機のパイロットとして搭乗を強要される。戦闘中にシンジは意識を失うが、初号機が暴走を起こし、自ら使徒を破壊する。
「サードチルドレン」として任命されたシンジは、前回の戦いで妹が負傷した鈴原トウジと学校で激突する。第5使徒との戦いでは命令を無視して撃破したものの、自己嫌悪から一時的に家出し、未完成の橋の上でNERVの職員に回収される。その後、エントリープラグへの同乗を経てトウジとのわだかまりは解け、謎めいた少女・綾波レイとも少しずつ言葉を交わすようになる。しかし、強力な加粒子砲を備えた第6使徒の攻撃によりシンジは死の縁に立たされ、使徒はジオフロントへの掘削を開始する。ミサトはシンジを地下へ連れて行き、十字架に架けられた白い巨人リリスを見せ、使徒がリリスに接触すればサードインパクトが引き起こされると語る。
NERVは日本全国の全電力を一点に集め、初号機の試作型陽電子砲(ポジトロンライフル)で狙撃する日本全土規模の作戦「ヤシマ作戦」を展開する。レイの乗る零号機が大型シールドで盾となる中、シンジの一発目の狙撃は逸れるが、二発目の照準が使徒を撃ち抜く。決戦後、舞台は月面へと移る。血に染まった月面の建造現場にて、棺の中から目覚めた渚カヲルがゼーレ01に向かって「3番目も変わらないね」「君(シンジ)に会える時が楽しみだよ」と呟くのであった。
全国84スクリーンという小規模公開であったにもかかわらず、本作は公開週末の日本ボックスオフィスで約240万ドル相当を稼ぎ出して初登場1位を記録し、満席となる劇場が相次いだ。最終的な興行収入は1530万ドルに達した。海外の批評家からも概ね好評を博し、Rotten Tomatoesでは71パーセントの「Fresh」、平均点7/10を記録し、Metacriticのスコアも66点(4件のレビュー)と概ね好意的な結果を示した。
劇場公開後には改訂版がリリースされ、2008年にはDVD版『1.01』が、2009年5月27日には追加カットを含む『1.11』がDVDとBlu-rayで発売された。2021年にはAmazonが『新劇場版』全作の配信権を取得し、同年8月13日に『1.11』版が世界配信された。また、2025年12月10日に発売された30周年記念Blu-ray BOX全3種にも本シリーズとともに収録された。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』は、第3新東京市に呼び寄せられた碇シンジがエヴァンゲリオン初号機のパイロットとして戦うことを強いられ、第4、第5、第6の使徒と戦う姿を描いており、月明かりの下で渚カヲルの姿が映し出されて映画は幕を閉じる。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』は2007年9月1日に日本の劇場で公開され、全4部作となる『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの幕開けとなりました。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』では庵野秀明が脚本を手掛け、鶴巻和哉、摩砂雪とともに監督を務めました。アニメーション制作はスタジオカラー、音楽は鷺巣詩郎が担当しています。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』はオリジナルのテレビシリーズ第1話から第6話までを忠実に再構成していますが、主な変更点として第3新東京市の街並みなどのシーンにおける3DCG映像の導入や、シンジとリリスの遭遇場所がターミナルドグマではなくセントラルドグマに変更されている点が挙げられます。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』は、84館という限定的な公開規模にもかかわらず、公開初週末の日本興行収入ランキングで首位を獲得し、最終的に1,530万ドルを記録しました。また、Rotten Tomatoesでは海外の批評家から71%の「Fresh」評価を獲得しています。
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