処刑人の剣の計画の失敗を背負い、乙骨は自身の領域展開(りょういきてんかい)を軸とした新たなアプローチに切り替える。魂を打つ虎杖の拳を傍らに、呪いの女王の援護を受け、無限に引き出せるコピーした術式を駆使して、彼は呪術師たちを呪いの王に対する本格的な攻勢へと導く。
「真贋相愛」により、乙骨はコピーした術式の一つを必中効果として結界に付与し、残りの術式を戦場に散らばる刀に宿らせる。彼だけがその刃を抜くことができ、握るまで何の術式かはわからない。一度使えば消滅するが、その供給は無限である。ドルゥヴ・ラクダワラの力を持つ剣を抜いた乙骨は、コウモリの羽を持つリカの頭をした3体の小さな式神を生み出す。虎杖が変則的なパンチを2発決め、リカが頭上から叩き潰し、式神の塞いだルートを横切った宿儺が斬り裂かれる。宙に浮いて状況を確認した宿儺は、先の五条との戦いによって領域を奪われ、反転術式が低下し、呪力総量も乙骨と同程度まで落ち込んでおり、世界を断つ「解(かい)」を封じる「彌虚葛籠(いやこつづら)」の維持を余儀なくされていることに気づく。
リカが虎杖を放り投げて挟み撃ちにすると、宿儺は彼のパンチが自分と恵の魂の境界を狙っていることに気づく。それはかつて真人を苦しめたのと同じ手法であり、「浴」から恵を徐々に目覚めさせ、肉体に対する宿儺の支配を弱めていく。その計画は、宿儺を削って「彌虚葛籠」を解かせ、「邪去侮の梯子(やこぶのはしご)」で恵の中の呪物を消滅させるというものだった。宿儺が「捌」のために虎杖を掴むと、乙骨の呪言(じゅごん)が止まれと命じ、「宇守羅彈(うすらび)」が宿儺を柱に叩きつけ、その後リカが再び彼を打ち据える。
対峙するすべての呪術高専の術師たちが高度な防御力を備えていることに驚き、宿儺はこの1ヶ月間何を修練したのかと2人に問う。虎杖は努力の賜物だとし、乙骨はズルをしたと答える。シャルル・ベルナールの「ジー戦杖(じーせんじょう)」を用いて、乙骨は宿儺の胸に漫画のコマを固定し、未来視を得て攻撃を読み、すり抜ける。術式を切り替えながら、乙骨は烏鷺亨子の空間の歪みを利用して突きを隠し、宿儺が刃を白刃取りすると、乙骨はそれに「捌」が宿っていたことを明かして発動させ、呪いの王を彼自身の牙で切り裂く。
宿儺は借り物の術式を5つ数え、乙骨が無下限呪術をコピーしたかどうかも考えるが、それを行使するには六眼(りくがん)が必要であるため除外する。本話は単行本第28巻に収録され、2024年11号に掲載された。石流龍の回想とともにシャルル・ベルナールが登場し、五条、恵、そして天使(てんし)が言及される。
呪術廻戦250話では、乙骨憂太がAuthentic Mutual Loveの内部で複製した術式を次々と行使し、虎杖悠仁は両面宿儺と伏黒恵の魂の境目を狙う。三人は一気に攻勢に転じ、最終的には宿儺自身の斬撃を彼に向けさせるまでに至る。
250話では、Authentic Mutual Loveにより、乙骨は複製した術式のうち一つをバリアの必中技として焼き付け、残りは場内に散らばる刀剣に分散させる。刀は乙骨だけが引き抜くことができ、それぞれの中身は手にして使い切るまで不明だが、無尽蔵に供給される。
250話では、虎杖の拳が両面宿儺の魂と伏黒恵の魂を隔てる境目を狙う。これはかつて真人を苦しめたのと同じ手法であり、これにより伏黒は浴の状態から徐々に覚醒し、宿儺の肉体への支配が弱まる。
250話では、乙骨は浦島珪寿の歪みを利用して突きを隠し、宿儺がその刃を捉えた瞬間に、それが複製した斬撃であることを明かして発動させ、呪いの王を自らの牙で切り裂く。
250話で宿儺は五つの借りた術式を数え、さらには乙骨が無量空処をコピーしたのではないかとも考えるが、それを行使するには六眼が必要なため、除外する。本話は第28巻に収録され、2024年第11号に掲載された。
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