物語は地底から始まる。気弱な穴掘り少年シモンが、光る小さなドリルと埋もれたマシンを発掘したまさにその日、巨大なガンメンが彼の村を破壊して落ちてくる。大口を叩くカミナやライフルを携えたヨーコとともに、シモンは小さなラガンを操縦して勝利を収め、初めて地上へと突き抜ける。
地上を初めて体験したばかりのシモンとカミナは、ヨーコに従って彼女の村へと向かい、獣人たちとの生存をかけた手ほどきを受ける。本物の星空の下で過ごす夜、埋められた頭蓋骨、そして奪い取った敵の機体がすべてを変える。カミナは「グレン」と名付けたガンメンを自分のものにし、それを起動させた骨が誰のものであったかを知ることになる。
狩りの旅がグレン団を最大の宿敵へと巡り合わせる。獣人ヴィラルは白兵戦でカミナを圧倒し、ガンメン「エンキ」で彼を凌駕するが、窮地に追い込まれたことでラガンとグレンは誰も予測しなかった合体を果たす。その結果生まれた機体の名が、大音量で叫ばれる。「グレンラガン」と。
ゲスト監督の小林治がグレン団の旅路に独自のスタイルを吹き込む。失敗に終わった特訓が「黒の兄弟」を引き寄せ、夕食の獲物が実は姿を変えた16体の獣人であることが判明。そしてカミナは、グレンラガンを本当に弱らせているのは男気の不足ではなく空腹であることを知る。
『天元突破グレンラガン』第5話では、脆くなった地盤から一行が地下深くに埋もれた村へと落下する。そこではガンメンの顔が神として崇められていた。残酷な人口制限の掟によって2人の孤児が追放の運命を辿る中、ロシウ、ギミー、ダリーがグレン団の新たな仲間として加わり、彼らの滞在は幕を閉じる。
『俺のグレンはピッカピカ!!』は、TVアニメ『天元突破グレンラガン』のニンテンドーDS用ゲームソフトに同梱された約10分のOVA作品であり、非公式に第5.5話として位置づけられている。ボツとなった脚本を再利用して制作された本作では、カミナの愛機を洗浄し、そして強奪しようと企む獣人の詐欺師コンビと大グレン団の戦いが描かれる。
『天元突破グレンラガン』の第6話では、変装した獣人が営む温泉リゾートにチームが誘い込まれる。バニーガールの接客と無料の料理の裏に罠が隠されていた。異色の銭湯回は、ロシウ初のグレン搭乗と、新機体に乗ったヴィラルの電撃復帰で幕を閉じる。
『天元突破グレンラガン』第7話では、怒涛のチミルフと一行が追い続けていた移動帰還ポイントである歩行要塞ダイガンザンが登場する。退却を拒むカミナの姿勢により全員が全滅の危機に瀕するが、シモンの機転によって巨大要塞が転倒し、奪取したガンメンに乗る人間の反乱者たちが大義のもとに集結する。
『天元突破グレンラガン』の第8話は、シリーズを象徴する決定的な悲劇を描く。新たに命名された大グレン団は移動要塞ダイガンザンを奪取し、カミナは新技ギガドリルブレイクを発動してチミルフ将軍を撃破するが、その勝利と引き換えにチームはリーダーを失い、シモンは打ちひしがれる。
『天元突破グレンラガン』の第9話は、カミナの死の影の中で第2部の幕を開ける。悲しみに暮れる大グレン団が奪取した移動要塞の船上で苦悩する中、シモンは捨てられた箱の中に封印された不思議な少女を発見する。彼女の名はニア、螺旋王自身の娘であった。
ダイグレンの艦内では、父から勘当されたばかりのニアが、未だカミナの死を悼む人々の中で自らの居場所を見出そうとする中、悲しみと反発心が交錯する。人間たちにとどめを刺すべくアディネが再び立ちはだかる中、この膠着状態を打開するにはニアの勇気、ヨーコのライフル、そしてヴィラルによる救出が必要となる。
ラガンが沈黙しシモンが悲しみに打ちひしがれる中、グアムは美しき囮の村を餌に大グレン団を罠へと誘い込む。裏切り、ニアの出生に関する悲惨な真実、そして暗闇の中で頑なに穴を掘り続ける一人の少年。シモンが自分を取り戻す回の中で、それらが一つに収束する。
砂漠から海へ出た束の間の海水浴が、洋上でアディネの旗艦に急襲されたことで海戦へと一変する。ニアの揺るぎない信頼とヨーコの見事な2発のライフル射撃が勝敗を分け、アディネの復讐劇に終止符を打つとともに、2人の女性の間に本物の友情が芽生える。
シトマンドラが戦火を空へと広げ、対空戦力を持たない地上仕様のダイグレンに対し、飛行空母で襲いかかる。ヨーコはグレンのカミナの旧席に乗り込み、シモンは敵から空を飛ぶ力を奪い取り、ヴィラルはついに自分を打ち破り続けてきた真の相手を知ることとなる。
テッペリン攻略戦の6日目、大グレン団の前に二人の螺旋四天王が立ちはだかる。シモンの姿に触発された救援の到着により戦況は一変し、シトマンドラとグアムの双方が倒れ、崩壊した王都の塔が崩れ落ちて巨大な顔が現れる。
テッペリンの塔の頂上にて、シモンとニアが螺旋王本人と対峙し、獣人掃討戦は終わりを迎える。機体対機体、そして最後は拳対拳の決闘によって互いの剥き出しの意志がぶつかり合い、ロードゲノムの今際の際の言葉が、より巨大な戦争の種を蒔くこととなる。
物語の折返し地点において、『天元突破グレンラガン』はこれまでの歩みを振り返る。この総集編は、ジーハ村からテッペリンの攻略に至るまでのストーリーを、スタッフが前半のプロットを書き留めているシーンを織り交ぜながら振り返る構成となっている。
テッペリン陥落から7年、カミナシティは総司令シモンのもとで繁栄を極めるが、かつての開拓者精神は書類仕事と政治の波に埋もれていた。地上の人類の人口が100万人目に達した夜、空から無顔の機械が飛来し、ニアの声が人類全滅を宣言する。
アンチスパイラルからの宣戦布告により、カミナシティは回答を求めて混乱に陥る。ロシウは生体コンピューター内にロージェノムの意識を復活させ、ニアは打ちひしがれるシモンに対して自身の変貌を語る。そして衝撃の真実が明かされる。3週間以内に月が落下するというのだ。
月が降下する中、カミナシティはその英雄に反旗を翻す。ロシウはシモンの螺旋力に起因する破壊について彼を裁判にかけ、コアドリルを没収して死刑判決を言い渡すが、巨大なムガンがリットナーを壊滅させたときには彼を必要とする。このエピソードは、シモンが宿敵ヴィラルと同じ牢獄の房に収監されて終わる。
かつて戦った獣人とともに収監されたシモンがどん底を味わう中、ロシウは月の落下により地球が1年間死の星と化すことを知る。無顔(ムガン)がアークグレンのエンジンを急襲し、螺旋兵器で改修された旧ガンメンが戦場に復帰、アークは全員を乗せきれずに発進する。そして一発のライフル弾がヨーコの帰還を告げる。
ヨーコの失われた1年間が明らかになる。海の見える教室、借り物の名前、そして肌身離さず置かれたライフル。「ヨマコ」と呼ばれる教師は、教え子たちが襲撃者に脅かされたことで変装を脱ぎ捨て、シモンを牢獄から救い出す。コアドリルが手元に戻り、ヴィラルがグレンの操縦席に座ることで、大グレン団が再び咆哮をあげる。
ムガン艦隊と落下する月に挟まれたシモンは、合体にすべてを賭ける。アークグレンラガンが誕生し、月はロージェノムの旗艦カテドラル・テラとしての正体を現す。そしてその中核で、ニアがシモンのドリルと制御軸の間に立ち、絶望と彼らが共に築き上げた明日との二者択一を迫る。
月の危機は去ったが、ロシウは拳銃と罪悪感を抱えて静かにアダイ村へと戻る。シモンは拳と開いた手で応える。本物の月が再び軌道に掛かり、カテドラル・テラが超銀河ダイグレンとして大グレン団の旗を翻すと、チームはアンチスパイラルの母星を追うために地球を後にする。
アンチスパイラルの領域への航海は惨劇へと変わる。ポケット宇宙に封じ込められた大グレン団は、そびえ立つアシュタンガ級戦艦や予告なくワープしてくるミサイル群に直面し、重力トラップによって旗艦が絶望の海へと引きずり込まれるまでに、6名もの仲間が命を落とすこととなる。
らせん力が減退しデススパイラルフィールドへと沈んでいく中、大グレン団に残された選択肢はただ一つ、敵機体の懐深くへ飛び込んで破壊することだった。ヨーコが決死の特攻を志願するが、キタンがその任務と口づけ、そして最後の言葉を奪い取り、自らのらせん覚醒を果たして超銀河グレンラガンを浮上させる。
アンチスパイラルがついに自らの目的を語り、すべての螺旋生命が滅びなければならない理由としてスパイラルネメシスを挙げる。そして、大グレン団をそれぞれの切なる願いに合わせた夢の世界へと閉じ込める。シモンは自らの幻影の中でカミナと最後にもう一度会い、自分のドリルが何のためにあるのかを思い出す。一方、ブータは驚くべき新しい姿を現す。
最終話では、すべての命運がひとつのドリルに託される。銀河の中心から天元突破グレンラガンが立ち上がりグランゼボーマと対峙し、ロージェノムは自らの二度目の命を燃やして敵の最終兵器を力へと変え、シモンは勝利と引き換えに得たばかりの妻を失う。20年後、名もなき穴掘りが星空を見上げている。
『天元突破グレンラガン』は特別編1話を含む全27話で構成され、4つの章に分かれている。各話のサブタイトルは主要キャラクターのセリフから引用されており、発言者は章ごとにカミナ、ニア、ロシウ、商そしてシモンへと交代していく。本ガイドでは全放送順を一覧で網羅する。
『天元突破グレンラガン パラレルワークス』シリーズの幕開けを飾るのが「ラップは漢の魂だ!」である。大グレン団のラップテーマに乗せて、シモン、カミナ、ヴィラルがスタイリッシュな映像の中で共演し、シモンがギガドリルブレイクでロージェノムを倒すクライマックスへと向かう。
『グレンラガン パラレルワークス』の第2弾ミュージックビデオ『バフバフ!そんなに燃えるのが好きかい!!』では、ヴィラルが巨大なパチンコ台の形をしたガンメンと対決する。彼の好奇心は炎の中で潰え、深宇宙での再戦ではカミナ、ヨーコ、シモンの3人が奇妙なギャンブルメカに挑むこととなる。
『ボイン VS ボイン!』は、『天元突破グレンラガン』のミュージックビデオ集『天元突破グレンラガン パラレルワークス』の第3作目にあたる。残された静止画からは、ヨーコ対ロードゲノム、カミナとヴィラルの剣戟、グレンラガン対ラゼンガンなど、多種多様な対決カードが描かれていることが伺える。
『天元突破グレンラガン パラレルワークス』の第4作目のミュージックビデオは『お前の×××で天を突け!』というタイトルである。乗馬シーンや家族写真、カミナとの叫び合う対決など、ヴィラルに大きくスポットが当てられており、四天王の全員も登場する。
『天元突破グレンラガン パラレルワークス』の第5弾「ラップは漢の魂だ!」は、ギミーが主役のギャグ短編映像である。全裸の少年ギミーは、子供じみた悪戯だけを武器に、シモン、カミナ、ヨーコから彼らのトレードマークである装備を一つずつ剥ぎ取っていき、グレンラガンでさえ彼を止めることはできない。
『グレンラガン パラレルワークス』の第8作である『お前達全員燃えてしまえっ!!!』は、ロードゲノムが人類の英雄からその監獄の主に変貌を遂げる過程を描いた作品である。本作の映像の一部は劇場版『天元突破グレンラガン 紅蓮篇』のアバンタイトルに再利用されており、本編の真の前日譚として広く認知されている。
『天元突破グレンラガン』のミュージックビデオシリーズ「パラレルワークス」の第9作である『キタンゼロ』は、キタン・バチカにスポットを当てた作品である。場面写真には、長髪姿の金髪の戦士(キタン)が獣人と取っ組み合いを繰り広げる様子や、妹のキヨウ、キノン、キヤルがキングキタンやアディネとともに登場する場面が収められている。
「The Sense of Wonder」は、『天元突破グレンラガン パラレルワークス』シリーズの第10作目となるミュージックビデオである。映像はシモンとニアの二人に焦点を当てて描かれており、ロードノームも登場する。キャラクターを中心に据えた単独の映像作品という本シリーズの伝統を踏襲している。
『ビッグビルディング』は、『天元突破グレンラガン』から派生したミュージックビデオシリーズ「グレンラガン パラレルワークス」の第13作である。テレビアニメ本編のストーリーを展開させるのではなく、新作アニメーションと音楽を組み合わせた作品となっており、シモン、ヨーコ・リットナー、ロシウ・アダイの3人が中心として描かれている。
『キラメキ☆ヨーコBOX 〜Pieces of Sweet Stars〜』は、ヨーコ役の声優・井上麻里奈が歌う楽曲「S.t.a.r.S」に合わせた、ヨーコ中心のミュージックビデオである。本映像を収録したDVD、楽曲CD、制作設定資料集を同梱したコレクターズボックスとして発売され、『パラレルワークス』シリーズのラストを飾った。
「キアルのマジカルタイム 三分前」は、キアル・バチカにスポットを当てた『パラレルワークス』のミュージックビデオであり、彼女の声優を務める阿澄佳奈が歌う同名楽曲に合わせられている。スピンオフ映像シリーズの中でも、よりライトでキャラクター主導の作品となっている。
『パラレルワークス』は、スタジオガイナックスが制作した『天元突破グレンラガン』のミュージックビデオ全16編のコレクションであり、本編のキャラクターたちを他アニメのパロディ風に描いている。そのうちの1作はロードゲノムの前日譚となっており、その映像は後に劇場版『天元突破グレンラガン 紅蓮篇』の冒頭に再編集されて使用された。
パラレルワークスのミュージックビデオ『合体なんてクソくらえ!!』には、アナザーバージョンのグレン団が登場する。名前のない3人のパイロットが、別カラーのグレンラガンを操縦する。赤髪のラガンパイロット、眼鏡をかけたグレンパイロット、そして金髪のウイングパイロットが力を合わせ、獣人のダイガンを撃破する。
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